芝居「秀策・虎次郎物語」因島公演を終えて

冷たい晩秋の曇空だった9日。観客がひいた因島市民会館大ホールは暖房が入っていなかったにもかかわらず温もりが残っていた。

昨年秋のこと、NPO法人尾道てごう座の田島美鈴さんから「碁聖・本因坊秀策」をお芝居にしたいと相談があった。開口一番「やめときんさい」と一言。原作者としては嬉しい話であるが、囲碁といえば抹香臭いイメージが強く一般受けしない。漫画の「ヒカルの碁」やNHK大河ドラマの「篤姫」で囲碁に興味を持つ人が増えたとはいえ1時間半の芝居の中で観客を納得させるのは難しい―など理由をあげた。

両者の共通点は、地域文化掘り起しをライフワークにしていることだった。スタートは後代「碁聖」と仰がれる秀策幼名虎次郎の時代的背景の勉強会を重ね、生家跡、墓参での公演成功の誓いなどで稽古のテンションは上がった。幕をあけると評価は上々。「灯台下暗しだった秀策の生涯、偉大さが理解でき因島の自慢のタネが出来た」と、冥利につきる言葉をいただいた。

(村上幹郎)

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