ぎっしりと葉の巻くキャベツ無農薬「食べてください」と安全持ちゆく

渡辺スズ子
 昔むかし、『健康で長寿で子宝に恵まれる』ことを幸福の基準とした時代がありました。その頃の人気者は『こどな』という子供心を忘れない大人でした。
 「このキャベツはおいしいよ。何たって『こどな』の甲さんが作ったンだから」と信用して食べていました。


 「乙さんは自分の畑の土を味見していたヨ。あの人も『こどな』になりそうじゃのウ」と噂されるだけで信用は倍増しました。それでは信用とはどういうものでしょうか。
 信用という言葉で連想する単語を書き出せば…安全、健康、和楽、団欒、愛情、協調、尊敬、礼節などがあります。こうした単語を、自分、家族、親戚、友人、知人、民族、人類と階層化し意味付けしてみたところで、求める信用は人・用件によって違うのだから、一見分ったようで何もワカランのです。
 この解決法は「会ってみればよい」のです。この人より、あの人のほうが適任など、答も自然に生まれて来ます。
 ただ、現代社会のコワサは、この一首のように『…キャベツ無農薬「食べて…と安全持ちゆく」』といかぬ点にあります。
 たとえば『こどな』ぶりした会社の製品かも分らないのです。(大会社が関与した食品事件がありました)
 だが、友人が作ったキャベツならこの一首のように”「食べてください」と安全持ちゆく”となります。
 こうした親しさは、かって私達が経験し、懐かしさも忌避感もある、向こう三軒両隣的な親しさかも分かりません。(「こどな」という言葉は朝日新聞「声」欄から借用)
(文・平本雅信)

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