司馬遼太郎「海上王国」のサイン掛け軸 気がかりな行方

産経大阪本社に籍を置いた28(ニッパチ組)は司馬遼太郎先輩のことを司馬遼と呼び捨てにしていた。その仲間の影もうすれ当時を知る人も数が少なくなってきた。

因島との遺筆では司馬先生が直木賞を受賞した記念会で友人代表として故橋本輝照氏(因島土生町)が祝辞を述べた。因島会場の祝賀会で盃を重ねている間に酔いにまかせた無礼講となり当時、日立造船因島工場の部長だった平田直樹さんと戦友の橋本さんがワイシャツにサインをもとめた。筆にスミをたっぷりふくませ「海上王国」とサインした。その後、司馬さんが有名になり両家ではサインを切り取り掛け軸に表装して家宝にしているのを拝見したことがある。

両家にとっての家宝であるはずの司馬さんの一筆も所有者が代を重ねると値打ちが薄らぐのが他人事ではなくなりそうで因島の宝物の行方が気がかりだ。

8日には因島水軍城祭りが開かれるが、中世の海賊衆と江戸末期の本因坊秀策のお城碁を演ずるには少し無理があるのではなかろうか。

(村上幹郎)

写真は因島公園内にある「つれしおの石ぶみ(因島ゆかりの文人墨客を偲ぶ散歩みち)」にある司馬遼太郎の書「一眼あり海上王国」で「龍馬が行く」(昭和37年―41)を執筆中のもの。

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