天下分け目の総選挙 与野党臨戦の布陣 自民悩める広島6区

 首相の退陣表明で後継を決める自民党の総裁選は終盤を迎え、22日に衆参両院議員総会で投開票される。紅一点が加わってマスコミも巻き込んでの総裁選だったが、投票に参加できたのは自民党員だけ。国民全員が参加できるのは、このあとの解散総選挙である。与党は10月解散、11月選挙を模索。与野党とも臨戦態勢に入り気運は高まってきた。
 そんな情勢のなか、衆院広島6区は、前代未聞の「無投票」の噂が流れるという自民党「不戦敗」説に今後の動静が全国から注目されている。

亀井国民新党と佐藤民主党「呉越同舟」の新年互礼会


厚い亀井砦の壁
 3年前の郵政解散選挙で自民党と訣別した大物政治家、亀井静香氏(国民新党代表代行)と、時代の寵児だった若手経営者、堀江貴文氏が「刺客」として広島6区に乗り込んで対決、全国から注目された。小泉ブレーンの武部、竹中といった幹部の応援もあってホリエモンブームを巻き起こし、漁夫の利を期して「愚直」に選挙戦を進めていた民主党公認の佐藤公治現参議員は三つ巴戦から影を潜めて惨敗した。
 ところが、今回は一転、無投票区になりかねない状況になっている。現在の小選挙区制度では考えられない想定外のことが起きているわけで、理由をあげるとすれば、亀井支持地盤の壁が厚すぎるということにつきる。
 もう一つの理由は民主党の佐藤氏が参議員に鞍替え、亀井陣営とドッキング。次回は亀井支持のため民主党から独自候補を立てることを見送ることになった。これまで全選挙区に候補を立てていた共産党も見送る方針。このほかの政党や無所属からの挑戦者も見当たらないものの、このままではすまぬだろう。
3区に白刃の矢
 昨年の暮れ。自民党広島県連幹部らの説得で名乗りをあげたのが三原市・世羅郡選出県議、小島敏文氏。元宮沢喜一氏の秘書という経歴を持ち県議7期目で58歳。だが、支持者の半数以上が亀井支持者ということもあって後援会づくりに挫折。その後も県連や中央本部の古賀誠選対委員長らは地元政界、中央官僚、教育界などから候補者探しを続けてきたがメドが立っていない。
 そうした中で、白刃の矢を立てたのが広島3区。東大―大蔵省、衆院3期の増原義則氏と慶大―松下政経塾、衆院3期の河井克行氏。現職のこの二人は、小選挙区と比例代表に交互に立候補するコスタリカ方式で議席を分け合ってきた。このうちの1人を6区に鞍替えさせようという策。
 自民党がコスタリカ方式を次回から原則禁止するため「渡りに舟」であるはずだが、どちらがお国替えを決断するのか、調整がむずかしい。一方で、現状ではどちらかが公認からはずされる。それとも推薦候補として2人が競うかという選択肢が残る。いま、現職2人にとっては深刻な問題である。
弁慶の泣き所
 無投票説に喜んでいられないのが亀井陣営。小選挙区で戦ってこそ比例票が増える。無投票では投票者(率)も下がり、比例票獲得に影響がでてくる。前回のホリエモンとの戦いで国民新党の比例票が増え、島根県の亀井久興氏の当選に加勢した。そうしたこともあって「とにかく誰か出てくれ」と漏らすのも、誰が出ても選挙には勝てるという自信からだけではない。
 いままで6区の自民出馬候補捜しに四苦八苦していた県連は「現時点で地元での擁立はむずかしい。党勢拡大のため地元に縁のある人物の擁立を検討していただきたい」と古賀誠選対委員長に下駄をあずけた。
 さらに「あえて無投票地区にして国民新党の比例票の低率を狙うという戦略もあるがそれらを含め党本部が判断すると思う」と奥原信也県連幹事長は苦肉の策をもらす。3区の現職2人のうち、6区に血縁があるのは河井氏だが、党本部が決断を下すだろうと含みを残す。
 前回選挙で6区の比例票が島根2区から重複立候補した亀井久興氏の当選に寄与、ぎりぎりで滑り込んだ。次回の自民党は恥を忍んで無投票の戦術をとるという。亀井静香氏は小選挙区比例代表並立制になって以来、小選挙区で戦ってきたが党勢拡大のため次回は国民新党比例重複で立候補することも考えていた。
 ともあれ有権者の選択肢を奪う無投票の回避は政権政党として自民党のあるべき姿であり、その責任は限りなく重いはずである。
民社・国民新党 合併本格協議へ
 小沢一郎民主党代表は日、国民新党に対し次期衆院選前の合併を提案、本格協議に入る見通しとなった。
 亀井静香氏は「小泉政治によって、がたがたになった社会を立て直す手段として民主党と合併するという選択肢がある」と前置き。
 郵政や地方、中小企業振興を柱に協議が整えば大きな障害はない。まず自公政権を倒さないと始まらない。
 世界が経済恐慌に入ろうかという中で政党がどうのと言っている場合ではない。支持者の皆さんにも理解していただけると思うし、同志の議席確保も有利になると強調。日本を立て直す最後のチャンスと結ぶ。

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