司馬遼太郎さん 社友の結婚式でのスピーチ

故司馬遼太郎さんと社友の結婚式で同席させてもらったときの話である。出席者は親族をのぞいては皆若かった。なかでも司馬さんは直木賞をいただいたものの世にさわがれるほど知名度は高くなかった。山陰の石見(いわみの国)、浜田市内の一角にそびえる浜田城跡を眺めながら「歴史小説というものは三割ほど創作が入らないと読者が読んでくれない…」と「龍馬が行く」を例にあげ話し出した。

まず、脱藩した龍馬は江戸の千葉道場で免許皆伝を受けた腕前。ところが近視眼がひどく夕方ともなれば視力は落ちてしまう。敵に囲まればどうすれば良い…。逃げるしかない。そこで小説では弱そうな敵陣をねらって囲みを破り逃げ道を作ったり、威嚇のピストルを撃ったりさせたわけだよ、と弁明。「龍馬が行く」の裏話を聞かされたあと、ここの殿さん(浜田城主)は隣藩の長州軍が攻めたとき白旗をかかげ自ら城に火をつけ小舟に乗って海上に逃げ出したと伝えられると明治の夜明けを切りとった。

(村上幹郎)

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