元気があふれる 因島高校定時制 地元への人材育成

 因島高校定時制の元気のよさが注目されている。その中心にいる宮仲基生教頭にお話を聞いた。
宮仲基生教頭
 定時制の現在の生徒数は45人。市民45人も聴講生として授業を受けている。定時制は働きながら4年間、通学することが基本であるが、最近では入学する6割以上の生徒が3年間で卒業する3修制度を希望。入学時から、保育士、介護士、看護士、コンピュータなどと目標を持ち、大学・短大・専門学校への進学をめざす。


 定時制の雰囲気に適合することで、大きく変わる生徒もいる。学ぶ仲間に出会い、心が開かれ、自信をつける結果になる。部活動にも積極的で大半が参加している。陸上など全国大会への出場が連続している。
 聴講生制度も地域に好評。情報(パソコン)体力づくり、工芸(陶芸)書道、の4教科。現役生徒と聴講生の一緒の授業で互いに刺激しあう効果が出ている。
 昨年から就職を前にした4年生を対象にインターンシップを導入。希望に近い業種の地元企業で研修する。地元からの求人は多い。
 今年は、「仕事と私」というテーマで、生徒が就労している職場から講師を招いて講演会などを行なっている。適正の発見と目標設定に役立っている。
 高校からの地域への働きかけも活発だ。オープンスクールが11月に行われる。公開授業や体験部活動などがある。文化祭も年々活発になり今年は12月5日にある。これが地域との交流の場になっている。
 定時制は時代に対応して因島地域になくてはならない高校としての地位を固めつつある。今後の充実ぶりが注目される。

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