遠泳のすすめ 平山助成代表に聞く

瀬戸田と佐木島間の遠泳大会は2日、第20回大会を終えた。主催した「せとの海に遊ぶ会」代表の平山助成さん=写真=に話を聞いた。

平山助成さん

大会を知らせる文章のなかで平山さんは次のように想いを語っている。

「かつて島の子供達は、夏になりますと毎日、海で泳ぎ真黒に日焼けをして、島の子だと一目で見分けがつきました。誰でも泳ぐことが得意で、多くの水泳選手を輩出しておりました。しかし、最近はサンセットビーチ等の特定の場所でしか泳ぐことが出来なくなり、泳げない子供達が段々と増えつつあります」

平山さんは幼少のころ、自宅の前の瀬戸田水道で一日中泳いでいたという。

事前の練習重視

瀬戸田と佐木島間の遠泳大会

遠泳は泳げないと参加できない。大会前に泳ぎの指導に力を入れた。往年の選手が小学校の水泳の授業で泳法を先生方に協力して指導した。夏休みにはいると町内のB&Gプールで水泳訓練を実施した。

海の行事なので安全に万全を期した。泳者の近くでは瀬戸田高校生がボードを漕いで万が一に備え、その外側に遊魚船が監視船として伴走しながら、緊急事態に対処した。

また、泳ぐ子供達の班ごとにベテランの泳者が付き添って泳いだ。

遠泳には潮の流れの判断が不可欠である。したがって大会日程は必ず、日曜日の「大潮の満潮時」が選ばれる。泳ぎやすいからである。

集団での泳ぎ方にも配慮がなされている。先陣を切るのはベテラン泳者。2列になり、左右のふたりが声を掛け合いながらペースをあわせて泳いでいく。泳ぎが遅い者が前部を占め、その後に速い者が位置した。

この日参加した54人全員が直線800メートル(実質1,300メートル)を泳ぎ切り、笑顔でゴールした。

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