福大・漁協・町民「里海」再生願い天然アサリ2トン放流調査

尾道市因島大浜町の海辺で昨年から福山大学、地元区長会、因島市漁協、水産総合研究センターが連携してアサリ資源の再生プロジェクトに取り組んでいる。


船でアサリの種苗1.4トンを放流する大浜町住民

昨年は漁協から提供されたアサリの稚貝27万個(0.9トン)を2ヵ所に放流。禁漁期間を定め成長、生き残り、幼生量や放流場所の環境などについて予備的調査。8月には放流アサリの採取を解禁、地域住民は潮干狩を楽しんだ。

今年は昨年の結果を踏まえ、早春季の産卵状況を調査する予定だったが稚貝の不足で放流が大幅に遅れた。5月13日になって昨年の約2倍の2トンが到着。雨の中を町民の協力で1.4トンを3ヵ所に放流、600キロを19日午後3時から福山大学と瀬戸内海区水研究所の調査水域となる小浜地区で同大学や地域住民が手蒔により放流する。

26日里海のつどい

26日午後7時30分から同8時30分まで因島大浜公民館で「里海(さとうみ)」のつどいがある。

講師は福山大学の大学院生。里山に対し里海再生を願うアサリプロジェクトの悪戦苦闘の体験記をもとに地域住民の海洋科学を楽しむ会が企画されている。

なお、13日放流されたアサリの種苗は2汐(2週間)すれば成長するので夏季にアサリの肉づきが痩せる前の6月4日の大汐に合わせ八重子島と保育所付近の海辺を解禁予定。福大海洋生物科学科、乾靖夫教授の粋なはからいだが、調査海辺の小浜地区は厳禁。

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