「悪名」モデル麻生イト生誕130年記念事業

今東光の小説「悪名」のモデルとなった麻生イト(1876-1956)生誕130周年記念事業(高本豊代表世話人)が16日(日)、生名島・三秀園での観音さん例大祭をもって始まる。三秀園は麻生イト自身が造った庭園で、観音信仰の霊場になっている。

5月27日(土)に記念式典と偲ぶ会、その日から6月4日(日)の1週間にわたって、記念展「イトと造船の島」が因島土生町の市営中央駐車場で開かれる。写真パネル、遺品などを展示。映画「悪名」ビデオ放映、思い出ビデオ、仮装パレードなどがある。

ほかに記念事業として、記念誌(村上貢弓削商船・岡山商大名誉教授監修)の発行、備南酒造(有)による記念酒「女傑一代」製造と販売がある。

麻生イトは尾道市長江生まれ。北海道、大阪を経て造船景気に沸く因島へ移ると、船舶解体業や口入業(人材派遣業)、旅館業(麻生旅館)など手がけ、一代で麻生組を起こした。その活躍ぶりを女性経営者の先駆者と評価する人もいる。

今東光の小説「悪名」には女親分として実名で登場し、林芙美子の「白い花」では「おりくさん」という名で登場する。男装の女傑である。憲政の神様と呼ばれた尾崎咢堂や大臣の望月圭介ら政界とも親交があったと言われている。

土生幼稚園創立、教育資金制度、排水溝設置など地域への貢献でも知られ、生名島に私財を投入し、三秀園を造った。

記念事業の世話人会は、因島の造船業と土生町発展に貢献した麻生イトさんの偉業を偲び、後世に伝えるとともに、土生町の賑わいづくりに役立てたいと、イベントの成功を呼びかけている。

麻生イト生誕130周年記念誌「女傑一代・麻生イトの生涯」宣伝ビデオ

麻生イト生誕130年記念事業世話人会が製作した麻生イトの紹介ビデオ。ナレーションは小西百合さん、台本篠塚誠一郎さん、ビデオの撮影編集:小丸芳正さん。再生ボタンを押してご覧下さい。

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