尾道が日本遺産認定 自転車で観光地づくりに取り組む

文化庁は24日、「尾道の街」をまるごと日本遺産に認定、地域の活性化を担う新制度を発表した。尾道水道が紡いだ中世から”箱庭都市”として認められたもので、中国地方では備前市など近世日本の教育遺産▽津和野今昔▽六根清浄と六感治癒の地(三朝町)。

西は下関―東は浪速(大阪)の中間にあって商都として栄えた尾道。かげりを見せたのが昭和の合併で松永が福山市と合併したころから。日本鋼管の福山誘致が起爆剤となり明治以来県東部の行政支所の役目をしていた尾道市の官公庁が福山市へ移転。新聞社の支社までも福山へ移転した。なにしろ製鉄所が野原に建設されると20万都市ができる時代。鋼管誘致の税収でホッとした故徳永豊市長は、これで福山市の命運が開けた―と口走ったあとで「これでよかったのかな―」と空に立ち昇る煙を眺める。

新幹線は三原、福山に先取りされた尾道。今度は自転車でしまなみ海道を渡ってもらおうという観光地づくりに取り組む。新市長は休む暇はない。

(村上幹郎)

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