青木昌彦名誉教授ら東京でフォーラム開催「会社統治と人的資源」

ノーベル経済学賞の可能性が最も高い日本人研究者のひとりと言われ、尾道市因島椋浦町に祖先をもつ青木昌彦スタンフォード大名誉教授が主宰するVCASI(ヴィカシ、比較制度研究所)公開フォーラムが18日、東京都内で開かれた。

青木昌彦氏
フォーラムで講演する青木昌彦氏(18日東京赤坂)

「移りゆく資本主義Ⅰコーポレート・ガバナンス(会社統治)と人的資源」をテーマに、青木昌彦氏とディーキン・サイモンケンブリッジ大法学部教授が講演をおこなった。つづいて鶴光太郎経済産業研究所上席研究員のコーディネートで、池尾和人慶応大経済学部教授、宮島英昭早稲田大商学学術院教授、守島基博一橋大大学院商学研究科教授が加わり、パネルディスカッションを行った。

会場には、研究者、各省庁の幹部職員、企業関係者らおよそ100人が参加、熱心に聞き入った。

青木昌彦氏と都内で会見

青木昌彦名誉教授
青木昌彦名誉教授

フォーラムの翌日、青木昌彦氏の曾祖父である青木忠右衛門の縁者でもある青木忠氏は都内で、昌彦氏と会見し懇談した。

話題の中心は、徳川幕府海軍の美嘉保丸船将であった青木忠右衛門(因島椋浦出身)をどのような視点で見るかということになったこれは幕末から明治にかけて瀬戸内海の船乗りたちがどのような役割を果たしたかにつながってくる。一層の調査の必要性を互いに確認しあった。

出版の準備や国際経済学連合会長就任により超多忙で、今年中の里帰りは難しいということになった。

国際経済学連合 6月に会長就任

2005年8月にモロッコで開催された国際経済学連合(IEA)の大会で青木昌彦氏は、高名なノーベル賞受賞者の候補を破って会長に選出された。日本人では都留重人氏(1977~1980)に次ぐ2人目。

今年6月25~29日にトルコのイスタンブールである回世界大会において正式に会長に就任すると、その3年後の大会開催地の選択やプログラムをつくる激務が待っている。

IEAはユネスコ主導によって第二次大戦後できた国際学会である。すでに各国に存在している学会を会員として成り立っているアンブレラ組織(包括的組織)である。

こうした組織では、卓越した国際的な学術性なしに決して会長になれないと言われている。青木昌彦氏は国際経済学界のトップにたったと言うことができる。

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