幼・小・中一貫の「因南学園」市教委が21年度設置方針を決定 土生・三庄・田熊の3小も閉校へ

 尾道市教委(山北篤委員長、平谷祐宏教育長)は29日、市教育会館で定例教育委員会を開き、因島因南地区の土生幼稚園と土生・三庄・田熊の小中6校を統合し旧因島高校土生校舎跡地に幼・小・中一貫の「因南学園」(仮称)を設置する方針を決めた。決定内容の要旨は次の通りである。

 就学前教育を含めた義務教育全体を充実させるシステムとして、因島南部の地域に、就学前から小中学校の9年間を通じた一貫教育を実施する場を創設する。

 旧因島高校土生校舎跡地に幼稚園、小学校、中学校を新設し、これらを総合し「(仮称)因南学園」と称した幼小中一貫校を創設する。これに併せて、次のとおり閉園、閉校、移行、統合する。

土生幼稚園

 平成21年3月31日をもって閉園。同4月1日をもって新設される幼稚園に移行。

土生・三庄・田熊小学校、土生・三庄・田熊中学校

 平成21年3月31日をもって閉校。同4月1日をもって新設される小学校、中学校に統合。そのうえで

  1. 一貫教育の内容について、設置までの間において、関係者により十分に検討する。
  2. 通学については、スクールバスの運行または通学に係る費用に対する補助を行なうなどの緩和策を、平成年度前半までをめどに検討する。
  3. 設置までの間において、各学校は、教育内容などの共有化を推進する。

 さらに市教委は、「(仮称)因南学園設置概要」を発表。これを、設置にあたっての基本的な考え方を示すものとして定め、今後これをもとに、施設などの具体的な検討を進めることにすると、した。

小学校統合も地元に衝撃走る

 中学校ばかりか、土生・三庄・田熊の3小学校閉校の決定に地元には衝撃が走った。ほとんどの住民が統合されるのは中学校だけだと思っており、不意打ちだったからである。

 市教委の「因南学園」(仮称)構想はほとんどの住民にとっては寝耳に水の状態。知っているのは、PTAや区長会役員、市議、教育委員など一部特定住民。地元関係代表者らの説明不足もあって、圧倒的多数の保護者や住民は蚊帳のそとに放置されたままであった。

 今回の尾道市教委決定は旧因島市が住民説明会を何度も繰り返して決めた(仮称)因南中学校設置方針を変更して行なわれた。

 旧因島方針は、平成21年度に(仮称)「因南中学校」を新設し、平成22年度以降順次、土生・三庄・田熊の3小学校校舎を改修していくというもの。小学校は地域に残すという地域への配慮に重点をおいた。

 それにたいして尾道市教委は合併当初より、小学校統合のない中学校統合は中途半端であり、投資効果が少ないとした。そして幼・小・中一貫教育の「おのみちモデル」を構築し、全国に発信できるパイオニア校をめざすとした。

 市教委は予算処置をうるために市議会への提案の準備にはいる。その過程で最大の課題は住民の説得であろう。今回の決定とともに住民のなかに大きな不安と不満が広り、市教委の見識が問われている。

青木忠

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幼・小・中一貫校建設に予定される旧因島高校土生校舎

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