NHK大河ドラマ「風林火山」と「本因坊秀策・囲碁十傑」の共通点

 NHKの大河ドラマ「風林火山」が16日(日)夜の放映で幕を閉じた。クライマックスは、やはり頼山陽の詩で有名な「鞭声粛々(べんせいしゅくしゅく)夜河を過(わた)る…」―詩吟にも歌われ継がれている川中島の壮絶な戦いだった。


 ドラマは井上靖の原作と趣を異にした描き方だったが目にウロコ。貧しい山国の甲斐の領主武田信玄と、豊かな海があって京都にも往来できる越後の上杉家を継いで関東管領に就いた長尾景虎との複雑な勢力図の描き方は異文化の衝突だったという見方を提供、歴史に対する深い洞察が感じられた。
 10年ほど前のこと、本因坊秀策の小説「虎次郎は行く」の取材で川中島古戦場跡に出向いたことがある。秀策16歳のときの書「霜は軍営に満ち…」と上杉謙信を綴った詩が因島外浦町の記念館に残されている。秀策は武田信玄より謙信の生き方が好きであったのだろうか―と川中島に佇み思いをめぐらせた。今回のドラマから風林火山と囲碁十傑の共通点をなぞらえる年の暮れである

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