尾道地区保護司会「社会を明るくする運動」入選作文【14】「明るい社会を目指して」

尾道地区保護司会(楢原幸伸会長)が行った第64回「社会を明るくする運動」作文・標語コンテストで表彰された作文を掲載する。

明るい社会を目指して

美木中学校三年 山城里奈さん

犯罪や非行。暴力などとは縁遠い物だと思っていた。しかしその考えは小学生までである。中学に上がって交友関係も広がり、性格も価値観も違う人間が何人も集まれば摩擦もおきる。

そんな中で仲の良い友達を作り、苦手な人物とは付かず離れずの距離。こうして複雑な年頃の集団の中で自分の居場所を確立していく。

しかし中にはそれがうまくできない者もいる。クラスに馴染めず、周りはすでにいくつかのグループができており、入りこめない。クラスの中でたった一人。一人でいるのが好きでない限り、その空間は耐え難い。

そんな状態が毎日続くのだから、ストレスがたまるのも無理はない。それを発散する術があるのならまだしも、発散もできない。相談もできない。

となると、その人の人格すらも変えてしまうのでないか。普段おとなしい人がそれにより非行に走り、ストレスの原因がいじめによるものだったなら、それこそ、事件になりかねない。

犯罪者というのは犯した罪がどんなものであれ、白い目で見られることになる。更生を目指して、あるいは更生をして社会に戻ってきたのに、周りに受け入れられない。そんなことでは再犯に至ってしまう。

刑罰を受けることで犯した罪が消えるわけではない。被害者も苦しみ、加害者も長い間苦しむ。苦しみながらでも加害者は後の人生を最後まで生きぬかなければならないし、被害者、遺族の人も悲しみを抱えて生きて行く。

加害者にとってその苦しさが犯罪に対する見方を変え更生への道になると思う。

これからの社会は、過ちを悔いてやり直そうと努力する人を受け入れるべきである。
前向きに考え、少しでも多く犯罪や非行を防ぐことができたなら、皆が望む、犯罪のない明るい社会に近づけるのではないかと思う。

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