「男はつらいよ」昭和58年の因島ロケ しまなみビーチの一福屋食堂・酒井福枝さん思い出語る
「本番でセリフを言ってくれと言われたのにはまいった」と、当時を振り返る一福屋食堂の酒井福枝さん(78)。山田洋次監督自身にセリフが書かれた紙をわたされ、突然言われた。
シーンは、酒井さんが、客の寅次郎に酒を差し出し話かけるところ。因島弁がでなくて標準語になってしまったと苦笑する。6・7回も撮り直しがあった。
映画では、傷心の寅次郎が、大浜町のフェリー桟橋近くの「おでん屋」一福屋食堂にやってくる。食事を終え、女将に軽口をたたきながら勘定を済ませ、外に出たところでレオナルド熊の扮する熊さんにバッタリ再会。因島大橋工事現場で働いている。近くには再婚相手のあき竹城が笑っている。
このロケは、昭和58年11月20日の因島大橋渡り初めの日にあった。当時、松竹の申し入れに驚いた酒井さんは、「本当にえーんね」と聞き返した。「監督が、ここが良いと決めたんです」との返事。岡山の瀬戸大橋の現場にも行ったが、気に入らなかったという。
ロケ・ハンティングのために向島町の津部田にやってきた山田監督が、真向かいに見えるしまなみビーチ一帯がひと目で気に入った。
寅次郎役の渥美清さんの印象が忘れられない。最初は気難しい雰囲気に見えたが、撮影後、「フェリーがなくなったら商売あがったりで困るねー」と気軽に声をかけ、スタッフには「このおでん、食べてみてごらんよ。他所ではたべられないよ」と、すすめた。
渥美さんの一周忌に、テレビ朝日のワイドショー「スクランブル」の追悼特集の取材班がやってきた。やはり他の撮影地より因島が良いと言っていたという。
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