高校受験案内【3】普通科として飛躍 小規模校の利点を活用

 県立瀬戸田高校は創立82年の伝統を誇る島の普通科高校である。現在の生徒数は130人。来年度の募集は2クラス40人。
 2年生からコースが、進学のアカデミックコース(理科系・文科系の大学・短大)とヒューマンコース(美術・保育系の大学・短大)、就職と情報系専門学校などをめざすキャリアコースの3コースに分かれる。
瀬戸田高校


 普通科に求められる大学進学について、奥田浩久校長は、生徒の希望に十分応えられると語る。過去3年間の実績では、島根大学、尾道大学の国公立をはじめ4年制大学の34人、短期大学に25人(そのうち国公立4)、専門学校には79人が進んだ。
 同校の定員は40人。それを1クラスにしないで2クラスにし、より密度の濃い指導を可能にする編成にした。さらに国・数・英について標準と発展の習熟度別のクラスを設け、学力を伸ばす環境づくりを図っている。
 また、国公立をめざす生徒のためにチューター(指導教官)制度を昨年度から導入し、進路にあわせた課題設定、個人添削など個別指導を強化してきた。
 就職は地元造船業をはじめ35人。地域密着型の同校にとって、地元に帰り活躍する人材を育成することは柱となる課題である。
キャリア教育 文科省表彰
 進学、就職を問わず、文部科学省から指定をうけ、実施されたキャリア教育(平成16~18年度)の成果がその土台にある。夢を育み目標を設定し、それの実現に向けて行動する生徒を育てることを目標にしてきた。
 昨年11月、その成果が認められ、優秀校として県内唯一、文科省表彰を受けた。
 今年度で7年目になる3年生による1年間を通したインターンシップ(就業体験)活動は、普通科として唯一、先駆的に行われてきた。全国からの注目度は高く、学校見学に訪れる関係者が後を絶たない。
 2年生は、カッター(大型ボート)訓練を選択科目に取り入れている。来年度からは、同校の環境を生かして、ヨット、カヌーの技能習得、ライフセービングに貢献できる能力の育成をめざす。尾道市の施設であるB&G海洋センターの協力を得て、自然に親しみ自然の危険を学ぶ。
 学習面の充実とともに活発なクラブ活動が目立つ。陸上部の中国大会出場、弓道部やバスケット部の活躍などが、学内外の活性化を生み出している。
 学習、部活、生徒会活動などの豊かな生活が、伸びやかにバランスよく送れる学校になっていると校長は自負する。学校教職員が心をひとつに一丸となって取り組む体制が強まっていることへの自信がみなぎっている。
 9月に行われたオープンスクールには地元の瀬戸田中と生口中から65人の生徒が訪れた。9教科の模擬授業、6つの運動部を見学。関心の高さを示した。地元の生徒を受け入れる環境が年毎に充実してきていると言えよう。

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