因・瀬の小・中学校全面再編へ 因南中と結合し幼小中一貫校 生口島は瀬戸田小・中に集中

土生、三庄、田熊の3中学校を統合する因南中学校建設(平成21年4月開校)を導火線にして、因島と瀬戸田地域の小・中学校の全面的な再編が始まろうとしている。進行する少子高齢化を背景にして、

  1. 因南中建設計画を拡大し、因南幼・小・中一貫校の開設をめざす
  2. 大浜小学校の因北小への統合(平成19年4月)と重井を含めた因北小学校、因北中学校の構想の浮上
  3. 生口島の小中学校を瀬戸田小、瀬戸田中に一本化

―に向かって動きが急である。

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幼・小・中一貫校敷地に予定される旧因島高校土生校舎

すでに尾道市教委の平谷祐宏教育長自ら保護者と住民への説明会を全地域で積み重ねている。また学校を通じて生徒たちにも説明されている。

反応は「総論においてはやむをえない」という意見が大勢を占めていると言う。尾道市教委は保護者と住民の賛意が得られればできるだけ早く決定したい意向である。

千載一遇の好機

平谷祐宏教育長は、「使わなくなった中学校校舎を小学校に使用する安易さは通用しない」とした上で、この財政難の時期に因南中建設と切り離して小学校の統合計画を推進することは不可能であると断言する。

因島市を編入合併する際に尾道市は、22億2000万円の因南中建設計画を引き継ぐとともに、その構想に幼稚園と小学校の統合の課題を結合した。そして生まれたのが因南幼・小・中一貫校構想である。

すでに平成13年から、市内小中学校の適正配置(学校統合)に市をあげて取り組みを開始していた尾道市は、この一貫校を尾道教育のパイロット(水先案内人)校に位置づけている。

市教委は小中一貫教育の長所に、9年間の義務教育を計画的・継続的に展開できることなどを挙げる。土生、三庄、田熊の3小学校を統合し、同時に土生と三庄幼稚園統合し、因南中の敷地内(旧因島高校土生校舎跡地)に校舎・園舎を建設するとともに、同時期の平成21年4月の開園・開校をめざす。同時期の開園・開校のためには今年5月までの同意形成が必要と言われる。

因北への波及

因南における幼・小・中一貫校設置の動向は因北ゾーンにとっても無視はできない。中庄町にある因北小学校、因北中学校を中心にして重井、大浜の小中学校をどうするのか議論が巻き起こることは必至である。

大浜小学校は平成19年4月から因北小学校に統合する。大浜小は全校児童が28人で基本的に複式学級に移行している。こうした中で保護者は、「小規模学校」より学校統合を選択した。

この統合問題は本来、大浜小の個別問題ではあったが、今となっては大きな議論の口火を切るものになっている。

生口島単一化

生口島では、東生口小学校と南小学校の瀬戸田小学校への統合、生口中学校の瀬戸田中学校への統合案をめぐって保護者と住民への説明会がつづいている。島の小学校と中学校一本化の動きである。

平成18年度中に方針決定がなされれば、1年間の準備期間をへて平成20年開校と言われている。

少子高齢化―尾道市への編入合併という時代の再編成のなかで、因島―瀬戸田の教育は否応なしに大変革期を迎えている。尾道市教委の提示した方針が、島の教育の飛躍につながるか、それとも崩壊につながるか議論が開始されている。

保護者や住民の反応の最大公約数は、「時代の流れのなかでやむをえない」というものである。積極的な展望を生み出す議論が期待される。

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