因島総合病院の使命 第2次救急体制を堅持 島の医療の生命線守る

地方や島嶼部での医師不足が慢性化するなかで、島の医療を支えてきた因島総合病院(河本紀一院長、180床)=尾道市因島土生町=は10月、ひきつづき第2次救急医療体制を堅持していく方針を決めた。

第2次救急は、入院や手術を要する症例に対応できる救急医療体制のことで尾道市内には、尾道市民病院、JA尾道総合病院、公立みつぎ総合病院を加えて4カ所ある。

そのなかで因島総合病院は、県境を越えた「島の総合病院」として因島、生口島、愛媛県上島町(弓削島、岩城島、生名島、魚島)の患者を対象に医療活動をしてきた。

同病院のすぐ脇には桟橋があり、そこから直行で入れる救急入り口がある。上島町消防本部庁舎前の弓削港県営桟橋には、全国初の救急車を運べる救急艇「ゆうなぎ」が待機している。

わずか6分の距離。救急車が患者を乗せて病院に乗り入れるのに約十分。この近さが島嶼部の住民の安心を保障してきた。

因島総合病院が大阪鉄工所の直営病院として誕生したのが1917年(大正6)のことである。1961年(昭和36)に日立造船健康保険組合の運営(157床でスタート)となり、近隣島嶼部の約5万人を対象に医療活動を行ってきた。

今日まで、「生命をみつめて、地域と共に、地域の為に」をかかげ、地域住民に密着した医療に努めてきた。また島嶼部の住民も、なくてはならない医療機関として親しんできた。

現在の病床数は180床職員数は242人(平成19年6月1日現在)。そのうち医師数は非常勤をあわせて14人である。

診療科目は、内科▽外科▽整形外科▽婦人科▽耳鼻咽喉科▽眼科▽小児科▽皮膚科▽精神科▽泌尿器科▽歯科口腔外科▽脳神経外科▽透析室の13科。

深刻な医師不足

現在、2004年の臨床研修医制度の変更が拍車をかけた医師不足は、全国で深刻化の一途をたどっている。医師が大都市に向かって集中しているばかりか、例えば産科など特定の診療科目を敬遠する傾向が止まらない。因島総合病院でも3年前の春に産科が休診になったことは記憶に新しい。

こうした医師不足は、第2次救急医療体制を維持している因島総合病院を直撃している。にもかかわらず「第2次救急なくして、何のための島の病院なのか」という議論を経て、その体制の堅持が決まった。

院長を先頭に中国5県は言うまでもなく、愛媛県などにも足を運び、「島の総合病院」への勤務を懸命に要請しつづけている。

現在、同病院は健保組合運営のもと健全経営が行われてきている。高齢化社会に対応して、泌尿器科や整形外科などの常勤医師の充実をめざしている。また因島総合病院は駐車場がせまいため、解体工事が始まっている日立会館跡地が同病院の駐車場(45台分)になり緩和される。「島の総合病院」の今後が注目される。

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