7日 囲碁記念館起工式 28・29日 本因坊秀策まつり

 囲碁愛好者の悲願だった幕末の偉大な棋士、碁聖本因坊秀策を顕彰する囲碁記念館(仮称)建設工事の起工式が7日午前10時から尾道市因島外浦町の秀策生家跡の隣接用地で行なわれた。


 祭主は秀策生家の桒原家の子孫が祭る石切風切神社の桒原利江宮司。工事発注者の平谷祐宏市長、井上文伸市議会議長らをはじめ工事関係者の設計・村田相互設計(株)、施工・(株)小川工務店、内海エンジニアリング(株)、因島配管工業(株)。来賓に松浦幸男県議、囲碁のまちづくり推進協・村上祐司副会長らが出席して安全祈願祭。つづいて起工式が行なわれ、平谷市長の式辞、田頭敬康総合支所長から工事概要説明、井上議長の祝辞があった。
 「記念館」は、生家棟(木造平屋建)と資料館棟(鉄筋コンクリート造)で成り立つ。敷地面積1058.57平方メートル。生家棟79.07平方メートル、資料館棟416.64平方メートル、工期は平成20年3月31日。
 生家の復元では、ワラ葺き屋根が期待されたが、建築基準法と消防法にふれるということで、スレートぶきになった。板戸に土壁。和室4室。台所、土間が再現される。市民らの囲碁の場にも利用できるように工夫されている。
 資料館には、秀策母子が愛用した碁盤と碁石、本因坊家からの免状、父母に宛てた秀策の書状など約30点を常設展示する。これらの遺品は、桒原家の因島石切風切神社宮司の桒原利恵さんから寄託をうけた。敷地内には、往時を想起して梅林を再現したり、碁盤の材料になるカヤの植林も計画されている。
本因坊秀策杯 優勝賞金百万円
 本因坊秀策囲碁まつりの主催者は、尾道市囲碁のまちづくり推進協議会。「市技」の尾道市全域への普及をめざしている。
 28日(土)の前夜祭は次の通り。ロ棋士による指導碁=午後1時30分から、因島市民会館▽本因坊秀策杯アマ棋士予選会=午後1時30分から、因島市民会館▽懇親会・本因坊秀策杯組合せ抽選会=午後6時から、いんのしまロッジ。
 29日(日)の競技会は、午前9時半から、6段以上▽5段▽4段▽3段▽2段▽初段▽級位の7クラスでたたかわれる。ハイライトは、プロ棋士8人と予選を勝ち抜いたアマ棋士8人による本因坊秀策杯トーナメント戦。優勝賞金は100万円、準優勝30万円。プロ棋士による指導碁が午後1時から、市民会館ロビー。決勝公開対局は午後2時半から市民会館大ホールである。大盤解説は前回優勝者の林子淵七段(日本棋院)、聞き手は徳永紗月アマ6段。出場プロ棋士は次の通り。
日本棋院
中小野田智己九段▽西村慶二七段▽下島陽平七段▽久保秀夫六段▽村上晶英初段
関西棋院
山﨑吉廣九段▽倉橋正行九段▽新垣朱武八段

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