国際奉仕団体ヒキバ 里子訪ねてネパールへ「愛の宅急便」を携え
「あなたの愛をネパールの子供達に」届けようと活動する、特定非営利活動法人「枚方・交野国際奉仕活動協会(ヒキバ)の里親達19人が3月18日から4月4日までネパールを訪問した。そのメンバーのひとりで広島・岡山エリア委員の西本嘉弘さん(因島中庄町在住)に取材した。
今回の訪問には4つの目的があった。その第一は、30人の里子たちを学校や家庭に訪ね交流し、写真やビデオに収め、帰国後に各里親に現況報告をすることであった。全員が元気で朝夕家の手伝いをしながら学校に通う姿を見ることができた。
第二は、首都カトマンズのジャガタ校幼稚園開園式への出席。ヒキバの支援でできた小中一貫校の私立ジャガタ校に、さらなる支援で3年保育の幼稚園ができた。式典後、日本側から手品や弓道が披露され、拍手喝采を浴びた。
ジャガタ校右上3階に幼稚園
第三は、ヒキバ支援でできた小中高一貫の公立サティワティ校が、さらに支援を受けて増設され3階校舎に生まれ変わった。地元の生徒たちの民族ダンスや歌で歓迎を受けた。3階にコンピューター室ができた。22台が設置され授業で活用されている。
民族衣装でダンスをひろう
第四は、世羅町の故稲田正三・君子夫妻が私財を投げ打って設立したスリーラストリー校に夫妻の遺影を届けることであった。
稲田夫妻の遺影届ける西本嘉弘さん(写真右側の男性)
ネパールの政情安定に伴い、通学する生徒数が急増してきている。早朝から水汲みなど家の手伝いをして山から学校へ下りてくる。下校後は山羊の餌取りが待っている。目を輝かせて学習する子供たちの成長ぶりに満足したネパール訪問であった。
羊のエサになる草を運ぶ子供たち
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