尾道地区保護司会「社会を明るくする運動」入選作文【10】「防犯教室で学び考えたこと」

尾道地区保護司会(楢原幸伸会長)が行った第64回「社会を明るくする運動」作文・標語コンテストで表彰された作文を掲載する。

防犯教室で学び考えたこと

因北中学校三年 村上華奈さん

私は、夏休みの前日にあった防犯教室で、インターネットの利用方法や、出会い系サイトなどの危険性について教わりました。特に私が印象に残っているのは、ビデオを見た時の内容でした。

主人公は顔の分らない人と、メールアドレスを交換し、相手も女の子と信じ仲良くなっていくのですが、ある日コンサートの誘いを受け、断ります。

しかし脅しを受け、行くことになり、待ち合わせ場所にいると見知らぬ男性に声をかけられるという話でした。警察の方が

「ネットでは顔を隠すことや、匿名にすることができるから、全てを信じてはいけません。」

とおっしゃっていました。

最近では、幼い子などが、誘拐されるという悲しい事件や、見知らぬ人に話をかけられるという事件が多発しています。

実際に自分が被害にあったら想像以上の恐怖を感じると思います。そして、子供を心配する親の気持ちも、不安で眠れないことでしょう。

ニュースで、同級生などが被害にあっていると聞くと心が痛みます。最近ではLINEなど多くの人が利用していると思います。上手に使えば、とても良いものですが、一歩間違えば、相手をどん底へと落とす凶器へとも変化します。

使用するのは自分自身です。なにもかも信じるのではなく、半分本当の話で半分嘘の話なのだと気をつけていきたいです。

誰でも使うインターネットは、通信販売などで手軽な注文を行うことができます。しかし、その中にはワンクリック詐欺や危険なサイトもたくさん含まれています。

脅されて困惑してしまい、実際に振り込んでしまった人も少なくないと聞きます。多額な請求が来るそうですが、無視をすれば大丈夫な様です。

ネットでは証拠が残りにくいそうです。しかし、危険と分っていても便利なものは、やめることがなかなかできません。私も実際に「パソコンを使うな」と言われても使ってしまうと思います。やはり使うか使わないかではなく、使い方が問題なのだと思います。

私は、危険な目に遭わないために、ネットで知らない人が個人情報を要求してきても教えないこと、あやしいサイトにはいかないこと、あやしい人に声をかけられても無視することなど、自分の身は自分で守ることを意識したいです。

普段、なに気なく聞きすごしている言葉や親のしつこい注意に対して「めんどくさい」や「うるさい」などと思うことはあると思います。私もよくあります。でも実際に問題が起こってその注意の重要性に気付くのでは遅すぎます。

いざそうなってしまった時、身を守れるのは自分しかいないと私は思います。自分の周りには危険がいつも隣りあわせなのだと意識して、生活を送るとともに、痛ましい事件が、少しでも減っていくことを願います。

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