尾道地区保護司会「社会を明るくする運動」入選作文【5】「なぜ人々は戦争をするのか」

尾道地区保護司会(楢原幸伸会長)が行った第64回「社会を明るくする運動」作文・標語コンテストで表彰された作文を掲載する。

なぜ人々は戦争をするのか

土堂小学校6年 寺本佳世さん

今、世の中でテロという言葉がよくテレビで放送されています。私はなぜテロが起こるのか分りません。ただ、爆弾を爆発させたり、人をさらったりして、何の罪もない人が巻き込まれ、命を失っています。

テロの件数は、年を重ねるごとに、少なくなっていますが、テロに巻き込まれて亡くなった人は増加しています。それは、テロのスケールが次第に大きくなっているからだと思います。昔は、2人、3人だった死亡者も、今では、何十人、何百人と増加しています。

テロの他に戦争もあります。日本以外の国では、戦争が現在も続けられています。

私は、戦争の原因は言葉の争いやけんかにあると思います。人と人の意見の違いから、いろいろな人や国を巻き込んで、大きくなったのが、戦争だと思います。

戦争による被害も新聞やニュースで伝えられています。このままでは、どんどん地球に住む人たちの仲が悪くなってしまいます。もうこれ以上、同じ地球上に住む人々が命を落とし、悲しみを大きくしたくありません。

このことから私たちにできることを考えました。テロや戦争に無関係だと思っていた私にもできることがあるのではないかと思いました。

一つ目は、どんなことがあっても自分が悪いと思ったら、素直に認めるということです。悪いことを悪いと素直に認めるには勇気がいります。もし、認めることができなければ、相手との関係が悪くなってしまいます。勇気を出して自分の心を開くことを心がけたいです。

二つ目は、意見が分かれたときは、納得するまで話すことです。多数決をとって物事を決めるほうが、早く物事を前に進めることができるかもしれません。

しかし、納得していない立場からすると、疑問が残ったまま、次に進むことになります。お互いが納得するまでしっかり話し合う気持ちを持つことが大切だと思います。

三つ目は、人を思いやることです。相手を暴力で傷付けないことはもちろんですが、私たちが発する一つ一つの言葉にも気を付ける必要があります。言葉は暴力にもなります。思いやりの言葉を一人一人が発していかなければなりません。

私たちのクラスでは、毎日帰りの会で、「ほめほめタイム」という活動を行っています。

各班のやさしさリーダーが班のメンバーの一日のよかったところをほめるというものです。今では、やさしさリーダー以外の人も友達に優しい声かけをすることができるようになりました。

私は、思いやりの言葉は、広がっていくのだと思いました。クラスの団結力も高まり、話し合いのときは、みんなで納得するまで意見を言い合えるようになりました。

私たちが発した思いやりの言葉は、目の前の相手だけではなく、周りに広がる力を持っています。そんな思いやりが、いつかは、地球の裏側まで届くことを信じて、明日も誰かに思いやりの言葉をかけたいと思います。

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