広島県議選因島市は一騎打ち白熱 現職松浦陣営8日に事務所開き 元市長岡野陣営旧民社系が支持

 統一地方選の前半戦となる県議選は4月4日の告示まで1ヵ月を切った。市町村合併の推移、財政危機問題の深刻化、少子高齢化の加速など地方自治が大きな転換期を迎えたなかでの新たな地方政治の担い手を選ぶチャンスともなる。
 因島市選出の顔ぶれは、昭和 年初当選以来、連続4期の松浦幸男(60)=自民、中庄=と、同年に因島市長初当選以後、3期12年間市政を担当した岡野敬一(51)=自由党系無所属、田熊=対決で前哨戦が熱を帯びてきた。


現職の布陣は企業組織重点
 現職松浦の選挙母体は、因島鉄工業団地協同組合。当然のことながら造船関連の日立造船系列の支持をとりつけている。このほか亀井静香系列の自民系列や市体協会長をはじめ各種団体の推せんをとりつけている。
 昨年末、県議選無競争説が流れていただけに選対組織の準備が遅れていたが、やっと体勢がととのったので8日午前9時30分から地元中庄町で事務所開き。いよいよ県議5期目に向け本格的な挑戦が始まる。
県議初挑戦の新人行脚先攻
 新人岡野は、県議初挑戦といっても市長3期連続当選のつわ者。4選目は失敗したものの激戦を重ねた経験は大きい。今回は、迷ったあげくの結論が県議選の出馬。それだけに用意は万端であったはずだが支持者は面食った。一般有権者のとまどいもあり話題ほど選挙ムードは上がっていない
 岡野本人は委細構わず、突っ走っており、前回までの市長選支持者の掘り起しに奔走。「声かけ運動」に重点を置き対抗する現職陣営の足元への喰い込みをうかがっている。
市議会混迷でトーンダウン
 市長・県議選の顔ぶれが出そろった2月上旬から統一地方選挙のムードが高まっていたが、このところトーンダウン。その要因に市長選挙の無競争の公算が強くなり、市議会の混迷は県議選を支持する議員が足止めされていることが上げられる。さらには、県議選に落選したあと市長選へ立候補する―という、法的にできないデマ戦術がバレたことから政策よりも戦略を重視する選挙戦にしらけムードがでていることも否めない

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