「社会を明るくする運動」入選作文【12】不安を自信に

尾道地区保護司会(木村修二会長)が行った第72回「社会を明るくする運動」作文・標語コンテストで表彰された作文を掲載する。

不安を自信に(中学校の部 尾道地区更生保護女性会会長賞)

高西中学校3年 桑原玲来さん

私が以前見た番組に、刑務所で服役中の受刑者の思いが語られたものがあります。そこでは、十代の頃から服役しているという高齢な受刑者や、殺人を犯して無期懲役となった受刑者もいました。私は特に、涙ながらに罪を犯してしまったことや、被害者とその家族を傷つけてしまったことを後悔している受刑者の姿が印象に残りました。その番組を見て、「犯罪者となる人を減らせないのだろうか。」と考えました。たった一度の罪で、被害者だけでなく、自分自身や自分の家族など周りの人の一生までもを不幸にさせてしまうと思ったからです。

また、私は違う番組で事件に関する再現VTRを見ました。

それを通して、犯人が事件を起こすまでには劣悪な家庭環境や人間関係など、様々な要因が影響していることを知りました。

例えば、子供のとき、親が自分に無関心で愛情を十分に注いでもらえていなかったり、職場で周りから理不尽な扱いを受けたりするなどして、不満、怒り、恨みなどの感情を持ち、それが絡み合った結果、抑えられなくなり、犯行につながってしまったということです。また、罪を犯した人の中には、人から必要とされず地域や社会での居場所がなかったり、周りからの評価によって自信がなくなり、自分を見失ったりしているという共通点を持つ人がいるのではないかと思いました。

私も、自分に自信が持てませんでした。私はもともと引っ込み思案で、授業中、答えが分かっていないときに当てられると、どうすれば良いか分からず止まってしまうということがありました。それから「発表は怖い」と考えるようになり、クラスで全員発表の目標はありましたが、なかなか達成できませんでした。また、「発表しても、答えが間違っていたら恥ずかしい」、「間違えたらどう思われるだろう」と失敗を恐れたり、周りにどう映るかを考えたりして手を挙げられませんでした。

しかし、先生がある言葉をかけてくれました。

「学校は学ぶための場所なんだから、間違えても恥ずかしくない。」

先生のこの言葉で、私は「間違っていても大丈夫だ」と思えるようになり、一、二時間に一回は発表できるようになりました。また、習い事のバレエの先生もレッスンのときに、「間違っていても良いから、自信持ってやってごらん。」と言ってくださいました。「自信を持って踊るんだ」と言い聞かせると、不安な気持ちが薄くなり、堂々と踊れる気がしました。そうして、レッスンの積み重ねが自分の成長となって表れ、それが評価されたとき、さらにモチベーションが上がり、壁にぶつかっても乗り越えられるようになりました。

このように、以前の私は周りからの評価を気にしすぎるあまりに、何をするにも失敗を恐れてしまい、自信がありませんでした。しかし、これまでの体験から、「大丈夫」というような相手を認める言葉は不安を和らげることと、誰かに評価してもらえたとき、自分に自信が持てるようになることを実感しました。そのことを踏まえ、周りに失敗して自信をなくしている人がいたら前向きにさせる言葉をかけたり、相手と向き合い、小さな成果にもそれまでの努力を評価したりすることで相手を勇気づけられる人になりたいと思います。

「社会を明るくする」という面から見れば、犯罪を防止するという視点からも、相手の悪いところではなく良いところに目を向け、認め合うことやその人の努力を評価することが大切だと考えます。そうして、一人一人が「自分は人から必要とされている」と自信を持ったり、良い人間関係を築いたりすることができれば、犯罪のない、明るい社会になっていくと考えました。

第72回「社会を明るくする運動」作文・標語コンテスト 表彰者の皆さん

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