三庄爆撃で死亡した仲宗根家6人安らかに 尾道市・議会・住民が追悼

昭和20年7月28日の因島空襲での三庄爆撃で死亡した沖縄の仲宗根一家6人の第1回追悼行事が69年目の同日、現地において行なわれ、尾道市、市議会、地元住民、関係者ら30人が出席した。

主催者の青木忠氏が追悼の言葉を読み上げ、全員で黙祷を捧げた=写真。つづいて、大﨑多久司尾道市総務部長が平谷祐宏市長の追悼文を代読した。

さらに新田賢慈尾道市議会副議長が追悼の挨拶を行なった。岡野長寿、城間和行、福原謙二、巻幡伸一の各議員が出席した。また、ひとりの女性が、手作りの沖縄菓子・サーターアンダギーを供えた。

この日、沖縄那覇市にある、潜水艦によって撃沈され多くの疎開学童らが犠牲になった対馬丸の記念館の職員が、因島三庄町の行事に合わせ、黙祷した。

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青木忠氏

覚えていらっしゃいますか。隣の松本(青木の旧姓)の三男の忠です。当時、私は赤ん坊で、あの日の忌まわしい空襲のせいで、皆さんとのお付き合いは、わずか数カ月で途絶えました。

無念だったでしょうね。住んでいた沖縄が危なくなり大阪に疎開し、さらに大阪が危なくなり因島の三庄町にやってきたというのに空襲の犠牲になってしまいました。

とっくに皆さんの魂は沖縄に帰っておられることでしょう。しかし誓います。あなた方をもっともっと知る努力をいたします。できるだけ多くの人たちに知ってもらい、語りつづけていきます。永遠に忘れません。(要旨)

平谷祐宏尾道市長

本日ここに、因島空襲で亡くなられた仲宗根さん一家追悼の祈りが執り行われるにあたり、その御霊に謹んで哀悼の誠を捧げます。

また、第1回目の慰霊行事を開催されるにあたり、ご尽力された関係者の皆様に心から敬意を表するものでございます。

今年で戦後69年を迎えようとしておりますが、今日私たちが平和な生活を享受できますのも、空襲などにより亡くなられた方々や祖国や家族のことを思い、命を捧げられた方々の犠牲の上に築かれたものであることを忘れてはなりません。

戦争を知らない世代が大半を占め、戦争を経験された世代が高齢化するにあたって、過去を謙虚に振り返り、戦争の悲惨さを永く後世にまで語り継いでいくことが、私たちの責務であります。

平和で安心して生活できる社会は、人類共通の願いであり、皆様とともに亡くなられた方々の御霊安かれとお祈りし、二度と同じ過ちを繰り返さぬよう渾身の努力を傾けてまいりたいと考えております。

結びに、仲宗根さん一家をはじめ亡くなられた方々の安らかなるご冥福と世界の恒久平和をお祈り申し上げましてごあいさつといたします。(代読)

新田賢慈尾道市議会副議長

皆さん、おはようございます。また、暑い中大変ご苦労さまです。尾道市議会副議長の新田賢慈でございます。本日ここに、因島三庄地区空襲で犠牲になられた沖縄の一家をはじめとする慰霊行事が行なわれるにあたり、議会を代表して一言ご挨拶を申し上げます。

さきの大戦におきましては、因島でも2度にわたり空襲を受け、日立造船因島工場や三庄町において甚大な被害があり、100人を超える尊い命が失われたと言われております。

この三庄町七区においては、昭和20年7月28日の空襲により、沖縄から疎開してきたであろう仲宗根さん一家6人がこの地で犠牲になったことや、また三庄町居住区における被害状況は、今日まで明らかにされてきませんでした。

しかし、このことは、ご遺族やご家族にとりましては忘れられない悲しみの日であります。そうした戦禍にあわれた、ご一家並びに三庄町にお住まいの御遺族の方々に対しましては、心から哀悼の意を表するものであります。

尾道市議会としても尊い命を犠牲にされた方々をしのび、核の撤廃と恒久平和の実現にまい進してまいる所存でございます。

終わりに、第一回の慰霊行事として取り組んでこられた「せとうちタイムズ」青木様をはじめ、地元有志の方々のご努力に対し、心から敬意を表しますとともに、本日、ご出席いただきました皆様方の御多幸を心より念じまして、挨拶とさせていただきます。

対馬丸慰霊祭 因島でも黙祷

昭和19年8月22日夜10時12分ころ、学童ら約1800人を乗せて九州へと向っていた対馬丸は、米潜水艦の攻撃を受け、沈没した。そして疎開しようとしていた学童780人らおよそ1500人が犠牲になった。

その悲劇から70年を迎える22日午前11時、沖縄県那覇市若狭の小桜の塔で、慰霊祭(対馬丸記念会主催)が行なわれる。

この式典においては午前11時30分、黙祷がある。空襲で沖縄疎開学童の犠牲者がでた因島でも呼応した黙祷が行なわれる。

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