尾道地区保護司会「社会を明るくする運動」入賞作文【12】「社会を明るくする運動」「あいさつの達人に」

尾道地区保護司会(楢原幸伸会長)が行った第63回「社会を明るくする運動」作文・標語コンテストで表彰された作文を掲載する。

社会を明るくする運動

吉和中学校三年 中林涼司さん

ぼくの家は、七十歳を超える祖母が元気に畑仕事等をやっています。ぼくも時々水やりや草取りなど手伝います。高齢なので、時々肩もみやマッサージもしてあげます。近所にも祖母と同年代のお年寄りがたくさん住んでいます。通りで出会ったりすると「おう、元気か。」とか「涼君、おばあちゃんは、どうしょうてぇ。」と声をかけてくれます。ぼくは、少し照れながら、「はい。」と笑顔で答えて通りすぎます。そのあと、何か心の中がスカーっとした気分になります。我が家にいる祖母も、高齢になってはいるけど、自転車に乗って友達の所に行ったり、畑でできた野菜などスーパーに持って行っています。まだ元気です。


しかし、その祖母も働けなると思います。テレビのドキュメントでやっていたことだけど、戦後の「団塊」の世代が作っていた都会の『ニュータウン』が高齢化によって、過疎化となっているということを聞くと、自分の住んでいる地域社会もまもなくそのようになるかもしれない不安もあります。ぼくの祖母が住んでいる社会、ぼくの生まれ育った社会が維持できなくなることを想像すると何か悲しくなります。

しかし、「少子高齢化社会」は必ずやって来ます。いやもうやって来ています。ならば、そこで住んでいる人々の心の中、人間としての優しさや思いやりの気持ちを持って接していこうと思っています。今まで、地域の人たちがぼくを優しく見守ってくれたのだから…。今度はぼくたちの番だと思います。そういうふうに考えていくならば、地域に犯罪は起こらないと思うし、地域社会が明るくなると思います。

ぼくの住んでいる社会では、月に一度、地域住民による『公園の清掃活動日』があります。毎回十数人が参加していますが、その大半が七十歳以上のお年寄りです。でも、その活動中の会話は、学ぶべきことがたくさんあります。例えば、「五月になれば草刈り」とか「梅雨になると殺虫剤を」とかお年寄りの会話からいっぱい学ぶことがあります。本当にお年寄りはいっぱい『財産』をもっていると思います。『亀の甲より、年の功』です。

ぼくが幼いとき祖母や家族の人、地域の人たちから見守られた、大切にされたように、今度はぼくたちがその『恩返し』をする番だと思います。優しさの中に思いやりのある人間関係。そういった地域社会をつくれば、犯罪は起こらないと思います。

テレビや新聞等で知らされる凶悪な犯罪はとんでもないことだと思います。その犯罪を犯した人も、地域社会で育ったのだと思います。

その人がもっと違った育ち方、育てられ方をしていれば、きっと凶悪な犯罪は犯さなかっただろうと思います。少なくとも、ぼくはそのような人間にはならないと思います。いや、きっとなりません。

以上のように考えていくと、地域社会において、行事やその他地域で行なわれる催し物に、お年寄りからぼくたち子どももいっしょに参加し、みんなが楽しく暮らせる社会を築けば社会の犯罪もなくなると思います。

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