「社会を明るくする運動」入選作文【15】信頼し合える社会にするには
尾道地区保護司会(村上俊昭会長)が行った第71回「社会を明るくする運動」作文・標語コンテストで表彰された作文を掲載する。
信頼し合える社会にするには(中学校の部 尾道市入選作品)
栗原中学校1年 岩﨑陽菜(ひな)さん
ある日、ニュースを見ていると、こんな記事がありました。
「知らない大人にも挨拶するべき?挨拶しない方がいい?」という記事でした。
その記事を読み進めていくと、『75歳の幼稚園職員の女性がランドセルを背負った女の子に「お帰りなさい。車に気をつけて、おうちに帰ってね」と声をかけたところ、女の子は防犯ブザーを鳴らして逃げていった』という内容でした。
小学生が逃げた理由は何だったのでしょうか。最近では、「知らない人には挨拶しない方がいい」と教えられる家もあると思います。いくら挨拶が大事だとしても、知らない人に挨拶するというのは危険なこともあるからだと思いました。そこがすごく微妙なところだと思います。子供の連れ去りは声かけがきっかけで起きることが多いからだめなのかなぁと考えてみたり、地域の人達と挨拶したり、声をかけ合うのは信頼へとつながっていいことじゃないのかな?と思うけど、それが悪い方の信頼へとつながって事件が起きてしまうのかなといろいろな考えが頭をよぎりました。
しかし私は、挨拶は大事でするべきことだと思います。はずかしいからしないとなると、いつまで経っても、お父さんやお母さん、兄弟や友達にも挨拶ができず、大人になって、仕事の人との信頼なども得られなくなります。挨拶をするとしないのでは、まったく違ってくるものだと思うので私も、みんなも挨拶していったらいいと思います。それをベースに家族から学校の人や友達、学校の人や友達から地域の人とみんなが交流の輪を広げることで犯罪などを防ぎ、気持ちよく挨拶ができる世の中になると思います。
私は、今、「あっ、この人だったら挨拶したら返してくれそう」と思った人にしか挨拶していないからだんだんと挨拶をする人を増やしていって、すれ違う人、全員に挨拶をしていきたいです。そして、挨拶して相手が、「いい挨拶だな」「挨拶を返したくなるな」と思ってもらえるような挨拶をしたいです。
自分で挨拶しながら自分が気持ちよくできて、相手も気持ちよくなる挨拶を見つけて、たくさんの人に笑顔と挨拶の大切さを知ってもらいたいです。
「おはよう」のひと言から一日が始まり、「さよなら」、「おやすみなさい」で、一日が終わるような毎日にしていきます。
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