村上水軍の「軍楽」の研究【14】第二章「軍楽」史の考察

『平家物語』(高木他、1960年331)
「平家みかた勝ぬとて、しきりにせめ鼓うって、よろこびの時をぞつくりける。」『平家物語』巻11(1285)


この記述から、凱旋の際に鼓を打ったこと、音具によって音を出すことを、時をつくる、と表現していることが解る。

『前九年合戦絵巻』(小松他、1989年 20、21、34、35)


「源頼義の陣所の場面」

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この絵図から解ることとして、まず太鼓に装飾が施されていること、皮に三つ巴が描かれていることが挙げられる。その撥は2本で、先が球形になっていることが解る。また、太鼓を叩いている人物は1名で、更に2名が太鼓に就いており、合計3名で太鼓を扱っていたと思われる。その人物達は皆戦の場の割には軽装である。


「安倍貞任・宗任の陣と陣太鼓」

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先程の絵図では太鼓を地面に置いていたが、この絵図では2名が太鼓を担ぎ、1名が太鼓を叩いている。やはり戦の最中の割には軽装であり、これは戦陣の中を動き回って合図をする、伝令の役目があったからではないだろうか。

(つづく)

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