神道の国、日本 神話も知らない国民

あけましておめでとうございます。「一年の計は元旦にあり」。一日の計は朝(あした)に続くという言葉だが、今の若い人に言わせれば「もう死語ですよ」と、そっぽを向く。とは言いながら今年の正月も初詣に多くの人が出かけた。なにしろ神社と名のつくものだけで伊勢神宮、出雲大社を頂点に八万社以上を数え7,000万人ちかくの老若男女が「宮参り」をした勘定になる。そのうち二・三割の寺院が含まれている。


日本が神道の国であることは論をまたない。仏教が隣国からやって来たのは六世紀。と、なると神道は仏教よりはるか以前の日本土着のものとして存在していたわけで「山や風や太陽への素朴な信仰」でした。

仏教のお釈迦様やキリスト教のイエス様のように誰かが説いた教義もない。いわば「自然信仰」。それがごく最近になって「政教分離」などという教条を掲げるようになってきた。その反面、工場や家庭に神棚が祀られています。ともあれ、自国の神話も知らない国民が世界のどこにあるだろう。

(村上幹郎)

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