短編小説ユトリロの街【5】

シルバーのメルセデス・ベンツが、釜の浜を左に走って来る。

「健吾さんだ、健吾さんの車がやって来た。」

ユトリロ展で別れて、一週間程たったある日、教えていた携帯電話に、健吾から連絡があった。

尾道大学の美術学科3年の麗香は、絵筆を置いて、キャンバスから離れた。次の作品を描いていて、3日程学校を休んでいた。

早速、車の中の人になった麗香を乗せて、健吾のベンツは、因島水軍スカイラインを、颯爽と走って行く。丁度、椋浦峠から右に、地蔵鼻を眺めるこの場所を、麗香は自分の中で、東洋のナポリと勝手に決めていた。

松本肇(因島三庄町)

椋浦峠からみる地蔵鼻

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