村上水軍の「軍楽」の研究【10】第二章「軍楽」史の考察

「時皇后親執斧鉞、令三軍曰、金鼓無節、旌旗錯乱、則士卒不整」『日本書紀』巻第九 仲哀天皇九年九月―十月(二〇〇年)
【訳】その時、皇后は自ら武器をお取りになって、大軍へご命令なさり「金や鼓が整わず、旗が乱れてそろわない状態では、将校、兵卒、全ての兵の統制などとれない」


「是言未訖之間、船師満海、旌旗耀日。鼓吹起声、山川采振」『日本書紀』巻第九 仲哀天皇九年九月―十月(二〇〇年)
【訳】まだ言い終わらないうちに、船隊は海へ出て、旌旗が日の光で耀いた。そして、鼓吹の音が響き、遠い山や川を振るわせた。

「新羅王、夜聞官軍四面鼓声、知尽得(月)地、与数百騎乱走」『日本書紀』巻第十四 雄略天皇九年二月―三月(四六五年)
【訳】新羅(古代の朝鮮半島の国名)の王は、夜に鼓の音を聞き、新羅の地は侵略し尽くされてしまったのだと知って、数百もの騎兵と共に逃げていった。

「旗鼓相望、埃塵相接。決機両之間、不避万死之地」『日本書紀』巻第十七 継体天皇二十一年八月―二十三年三月(五二七~五二九年)
【訳】両軍の軍旗と軍鼓が向き合い、軍兵のあげる埃塵は入り乱れ、両軍は勝機をつかもうと、決死の戦を交えて互いに譲らなかった。

「高麗国細群与粗軍、戦千宮門。伐鼓戦闘」『日本書紀』巻第十九 欽明天皇六年十一月―八年四月(五四五~五四七年)
【訳】高麗(高句麗。古代の朝鮮半島の国名)の国の細群と粗群が宮門で戦った。鼓を打ち鳴らし、その戦いは始まった。

「俄而(月)忽之際、聞鼓吹之声。余昌乃大驚、打鼓相応」『日本書紀』巻第十九 欽明天皇十四年八月―十月(五五三年)
【訳】にわかに鼓吹の音が聞こえ、餘昌はそれこそとても驚いて、鼓を打ち、対抗した。

「復其偏将、打鼓疾闘」『日本書紀』巻第十九 欽明天皇十四年十月―十五年三月(五五三~五五四年)
【訳】そしてその副将は、鼓を打って疾風のように闘った。

神戸大学国際文化学研究科 山本詩乃

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