4年ぶりの統一地方選挙始動 因島市長、県議選の顔ぶれ出揃う 噂の新人名乗りをあげ現職に挑戦

 今年は統一地方選挙の年2月27日には立候補届の説明会があり顔ぶれが出揃うが、因島市はすでに噂の新人が名乗りをあげ瀬踏みから前哨戦へ突入している。
 その統一地方選は、県議が4月4日(金)告示、13日(日)投票▽市長は4月20日(日)告示、27日投票で、地方分権、地方の自立が叫ばれている背景のなかで、国県の流れに追従する考えの首長、地方議員、その一方で、指針に疑問、批判する勢力もあり、有権者にとって地域と密接にかかわるリーダーである政治家を選ぶ4年に一度のチャンスである。平成の大合併などあわせ考える地域の再生活性化が最も大きなテーマとして投げかけられる。


現職松浦氏に前市長が挑戦
 市長か、県議選か―で注目されていた前市長の岡野敬一氏が10日午後1時から記者会見を開き「県議選出馬」の表明をする。
 東京から政治を目指しUターン。因島市議一期目半ばで市長選に立候補。3期12年間の因島市政を担当した経験を生かし、県議会での活躍に挑戦したい―というのが立候補の理由の一つ。
 これまで、市長選か、県議選かのどちらを選ぶか。二者択一の選択にはかなりの時間を要した。昨年来の噂は市長選の方が高かったが、合併問題を控え首長が変わるのは因島市に混乱を招くという思慮もあった。そして先月下旬になって県議選への瀬踏みが活発化してきた。
 慌てたのが、よもや―と思っていた現職4期連続当選で、5期目をクリヤーすれば県議会副議長候補の呼び声がかかっている松浦幸男氏。
 松浦氏の支持母体である因島鉄工団地は、かつて岡野氏の支持母体でもあったため市長選へ回ると想定していた。岡野氏が県議選に出馬するとは、まさかの選択肢であった。この動きを察知した松浦氏は急遽、臨戦態勢。長らく選挙戦から遠のいていた支持組織の再生にとりかかり4期16年間の県関係の工事実績など掲げ応戦準備を急いでいる。
 県議初挑戦の岡野氏は、市長3期で毎回激しいツバ迫り合いを演じて来た。4年間のブランクはあるが、市長時代の支持者の掘りおこしと草の根運動を展開。どこまで食い下がれるかが注目される。
因島市長選 現新の公算
 駕籠(かご)に乗る人かつぐ人そのまた草鞋(わらじ)を作る人―ということわざがある。今回の市長選新人擁立の動きは灯が付いたり消えたり。乗る人と乗せる人との選挙準備資金や組織づくりでとまどった。現職村上和弘市政が気に入らないでは立候補の大義名分の理由にならない。停年で自由になったから故郷に帰って市長になろうというのも虫がよすぎる話である。
 さらには、現職の市長、県議とも亀井静香代議士推せんお墨付きである。
 このところ、なにはともあれ、土生小、中、因高同窓会など同級生の呼びかけで瀬踏みから前哨戦へと一歩踏み出した。
 正式な立候補表明はしていないが、横浜から来因しての準備で、親類知人への支援依頼のあいさつ回りのピッチをあげており、市長選も無風ではなさそうだ。
 選挙戦が加熱すると、候補者との地縁血縁や情実、利害などが複雑に絡んでくる。そうしたがんじがらめの投票行動など残念な現実も出てくるだろう。

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