瀬戸の潮騒と食文化求めイタリアン料理オープン トレ・バンビーニ(尾道市因島田熊町)

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イタリアン料理に魅せられてイタリア旅行を重ねているうちにとりこになった夫妻=写真=が33年ぶりに夢がかない因島でレストランをオープン、話題となっている。

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旧姓岡野洋子さんは田熊小、中、因島高校卒後、大阪の料理専門学校辻学園に進みイタリアへの道を選んだ。ここで主人の太田孔二氏と出逢い結婚。一男二女の子育てと料理研究に熱中の日々が続いているうちに歳月が過ぎ、間もなく50歳に手がとどくことに気が付き、少女時代に夢見たどことなくイタリアの港まちにムードが似ていた因島田熊港に白羽の矢を立てた。主人は金沢生まれだったが波がおだやかな瀬戸の島々が織りなす港まちの風景に魅せられて妻の意見に従った。

かつて、みかん船や島しょ部の野菜の集荷場として栄えた田熊港。ここから青雲の志を抱いて船に乗って出発した青少年や瀬戸の花嫁。島の人にとっては思い出深い港の岸壁もコンクリートで包まれ静かなたたずまいの中にナポリの都の港まちを切り取ったレストランが誕生した。

目標は旧因島市役所北側の田熊港沿いに無造作に架けてあるイタリアの国旗。名付けて「トレ・バンビーニ」。シェフの願いは「癒(い)える空間づくり」をモットーに因島へUターン。戦後進駐軍が広めたケチャップ昭和の味がナポリタンブームに乗り上々の滑り出しのようだ。

トレ・バンビーニ
〒722-2324 尾道市因島田熊町5437-48 TEL0845-25-6246

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