同志社女子大元学長 岡野久二氏逝く(因島田熊町出身)

岡野久二氏(おかのひさじ=元同志社女子大学長=京都府長岡天神)は7日午前2時3分、大動脈食道ろうのため京都市内の病院で死去。86歳。尾道市因島田熊町西区出身で葬儀・告別式は11月9日京都で営まれ、お別れ会は後日行われる。

岡野久二さん

岡野氏は田熊小―尾道商業―同志社文学部英文科を卒業後、新居浜西高の教諭などを経て同志社女子大教授―同学長など歴任。教育研究分野をはじめ多方面で活躍。同志社スポーツユニオン名誉顧問、京都創政塾々長として後輩育成に尽力。面倒見のよい人柄で定評があった。

2007年教育研究功労により瑞宝中綬章を受章。リーガロイヤルホテル京都で祝賀会を開いたのは昨日の思いである。

今年春3月桜の花見ころ岡野久二元同志社女子大学長岡野久二さんが「みきお君よ。来年は僕も八十八の米寿を迎えるので祝ってくれよ」と、はにかみながら寄る年波を回顧したばかりなのに訃報を知りまたも「生あるものは滅す」と諦めずにはいられない。

久二さんとのご縁は同郷のよしみで「下宿先が見つかるまで」と京都上京区寺町通りの耳鼻科2階へころげ込んだことから。久二先輩は当時新制大学四年生で卒論提出が迫っていた。テーマはアメリカの文学者、ノーベル文学賞受賞のシンクリアルイス「メインストリート」だった。女子大生OBの話ではヘミングウェイの「誰がために鐘は鳴る」の講義を受けたという人もある。

文武両道という言葉通り久二先輩はソフトテニスでは大学対抗の東西対抗戦に選ばれる技量の持主だった。クラブ活動と教育を両立させる同大の校風と戦後の草分けに貢献。「同志社はミッションスクールではなくキリスト教的教育を目指してきた」と声を大にするご人だった。合掌。

(村上幹郎)

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