福島放射能汚染地域に生きる子どもたち【21】

子どもたちの健康を考え、また子どもたちの将来を心配して、そうしたいと思っています。そして、就職するとき、福島で育ったことが不利にならないかを心配しています。また結婚する時、生まれる子どもは大丈夫と問われることなどの不安を抱えています。しかし、これは今、現在既に起こっていることで、残念ながら様々な不安から婚約を解消された方々もいます。しかし、綺麗ごとと言われるかも知れませんが、結婚が互いの運命を互いに抱えあって、共に信頼しあって生きることと思う人たちも多くいることで励まされることもあります。


福島の原発災害の出来事が福島だけの出来事だと思っている方々が多くなって来た感じがします。原発災害や放射能汚染は距離が安全を保障するわけではありません。放射能汚染は今後自分の身近かで、或いは自分の地域で起こる可能性がある事です。日本の領土の0.3%と言う狭いところに、54基の発電所があり、活断層の上に発電所があるところもあるのです。地震や津波などの災害が起きた場合、ここで子どもたちをどう守って行くのか考えさせられています。南海トラフによる地震津波災害が現実味を帯びている今日、どのような影響を受けるのか想像出来ません。99%の安全で、1%の危険がある場合、本当に多くの子どもたちが安心して生活するために、最も安全な道を選んで欲しいと思うのです。子どもたちの生活を二度と奪うようなまねはして欲しくありません。1%の危険のために原発を廃止する方向を経営者には選んで頂きたいと願うのです。

8 支援

原発災害がまだ終わっていません。小さい子どもたちは今も外で思う存分遊ぶことが出来ないままです。この状態で収束したとは誰も思っていない筈です。ただこの災害を小さく見せようとする為政者たち以外は。

この状況に生きる子どもたちにどの様な支援が出来るかなと考えています。

まず、放射能汚染地区から離れることの大切さを思います。2011年、私たちは3月11日から9月中旬まで大きな声で、心から笑ったことがありませんでした。毎日原発は大丈夫か、余震は大丈夫だろうか等々で緊張の連続です。顔では笑っているのですが、心の底からは笑えないのです。本当に吉本新喜劇でも見に行きたいと思いました。

9月12日から2泊3日で、横浜YMCAのお招きを受けて、富士宮にある富士山YMCAキャンプ場に行きました。放射線量は0.04マイクロシーベルト以下です。

土屋修二(瀬戸田バプテスト教会牧師・博愛幼稚園園長)

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