福島放射能汚染地域に生きる子どもたち【20】

また友だちや知人同士でも意見が異なる、考えが違う、互いに理解し合えない状況が生じています。放射能汚染の話や外部・内部被曝の危険性の話が出来なくなっています。被曝の話をしてもかみ合わないのです。そして最後には、そこまで考えているのだったら、いわきや福島を離れたらいいじゃないの、と言われてしまうのです。理解されない寂しさを抱えて母親たちは孤立しています。出来るだけ本音を話さないように、当たり障りのない話をするお付き合いをしているのです。そして、家でも理解されず、外でもかみ合わず、誰にも打ち明けられない不安を抱えて、独りで子どもを守ろうとする緊張の連続の日々を母親たちは送っているのです。


「絆」という言葉をテレビで何度も聞きましたが、福島では絆は破れてズタズタです。原発は土地を汚染し、山や川を汚染し、海を汚染し、作物を汚染し、花も木々も汚染しました。そして家族の心までも争いと軋轢で汚染し、人間関係をズタズタにしました。夫婦も親子も兄弟も絆は切れてズタズタとなっているのです。

七 避難

3月12日以降、多くの人々が、家族や友人知人を頼って避難して行きました。短い方で3月12日から4月4日辺りまでの一ヵ月近くです。長い方だと現在で2年です。実家が被災して戻れない人もいますが、色々な避難場所を探して、避難しました。しかし、居場所確認をすると、ドンドン居場所が変わるのです。避難場所が合わないとか狭いとか赤ちゃんを抱えていると迷惑がられるとか、授乳などでもプライバシーがないとか色々な問題を抱えていくのです。また長期にわたる避難をしている方では、子どもが放射能と呼ばれたり、ばい菌と言われたりして苛めにあっているのです。福島ナンバーやいわきナンバーは追い出されたりされました。

当初、いわきは放射能汚染の代名詞のように見られていましたので、いわきの人々お断りと言うことが平気で行なわれていたようです。

このような差別的発言などが生じたことは残念なことです。放射能汚染がうつるとか、うつされるというのは、聖書の中に出てくるファリサイ派の人々や律法学者たちと同じ思想です。主イエスはその考え方を否定し、差別された人々を暖かく迎え、その人々と共に生きる道を選ばれることで、神が如何に人々を愛し、慈しみを下さるかを示されたのです。

多くのお母さんたちは2011年11月の調査ですが、半年経った時点でも出来ならば避難したいと考えています。

土屋修二(瀬戸田バプテスト教会牧師・博愛幼稚園園長)

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