富喜商会(因島田熊町)妻と歩んだ波乱の半世紀

尾道市因島田熊町「瀬戸の浜」バス停近くに、建築・土木機械販売修理の総合商社である有限会社富喜商会(とみよししょうかい)がある=写真㊤。代表取締役・村上富男(とみお)さん(75)、妻・成子(しげこ)さん(71)、他従業員3名の計6名の会社である。

村上富男社長と妻・成子さん

1970年(昭和45)5月、金山フェリー桟橋近くに家庭金物を販売する店を開業したのが始まり。その年の10月、法人を設立したのは富男さん24歳の時。妻・成子さんとはその年に結婚。

創業時の富喜商会(旧店舗)

1975年(昭和50)から建築資材・土木機械・金物販売が主流となり現在に至る。

1985年(昭和60)には、ガン保険アフラック生命保険の代理店となる。

1993年(平成5)道路拡張のため、現在地に移転している。

村上富男さんは、これまでを振り返り、

今まで会社が無事にやってこられたのは、ひとえに妻の献身的な働きと、長年勤めてもらえる従業員に恵まれたおかげです。『企業は人なり』というけれど、まったくその通りです。どの商工業者にとっても、これからの課題は何と言っても後継者問題です。

と語る。今年で52年を迎える富喜商会は厳しい業界ではあるが、因島島内や上島町の取引先との連携で頑張っている。3月開通する上島町の岩城橋とゆめしま海道全通は、今後の明るい兆しを示している。

村上富男さんは、1985年(昭和60)、38歳の若さで旧因島市議会議員に初当選して以来、議会では副議長を歴任。地域では昭和62年、300世帯の因島田熊町竹長区の区民館建設の先頭に立った。また、因島商店街連絡協議会の初代会長、田熊商工振興会理事を務めるなど、街の活性化と若者の定住化に奔走している。「因島水軍まつり」には「村上水軍の末裔」として、商店街連絡協議会に働きかけを実現して、まつりの盛り上げに貢献。2019年(令和元)秋、富男さんは地方自治功労で旭日双光章を受章した。趣味はグランドゴルフ、旅行、将棋、カラオケ。

富喜商会スタッフ一同

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