中国横断自動車道尾道松江線 間もなく全通 移りゆく道路網界隈の栄枯盛衰

60年ぶりという出雲大社の本殿遷座祭は10日夜のとばりがおりた7時から古式にのっとり厳かに営まれた。


出雲大社とのご縁は広島県北隣にあたる島根県庁のある松江支局転任中のできごとで、当時、新聞社の編集局の幹部だったW部長が自ら出雲大社のカタリベとして司馬遼太郎に語ったことを「いきている出雲王朝(昭和36年3月号中央公論)」で発表したことから。

いまは直接関係者は故人になってしまったが、ただひとり生きのびているとこのままでいいのか―と迷いもおきる。

このころ、松江から因島までマイカーで7~8時間かかっていた。もっとも、国道54号線は舗装もなく石ころが飛び散る悪路。政治家の手腕が問われる道路の延長工事は年々スピード化して今では3時間余になった。

その反面、かつてにぎわった馬洗川周辺のモーテルや国道54号線上の道の駅「布野」や給油所は客足が遠のき、道路網が変わったことで「もう客は戻らない」と思案投げ首。中国横断自動車道尾道松江線は間もなく全通する。

しまなみ海道に変って「山なみ海道」と移り気なドライバーは移動を始める。新しい陰陽の道、山並みの四季もいいが、しまなみ海道も箱庭あり雄大な水平線もあって捨てがたい。残念なのは、マイカーにとって福音だが、鉄道網の整備促進の取り組みにチエがいりそうだ。

(村上幹郎)

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