75歳老人のフーテン 2019東北の旅【61】村上の町並み

村上市コミュニティデイホーム

9月16日④村上の町並み

瀬波温泉への行きだての駄賃のつもりで村上の町を歩くが面白い町であった。

そこには古い木造の家並みが続いている。格子戸がある家が至る所に普通に存在している。表が木製の引き戸の家がたくさんある。そして暖簾を垂らした店が目立っている。今では見ることがほとんどない染物屋・漆屋なども目だつように暖簾のような天幕を張っている。古い店構えの商店が近代化の波に影響されず、設備投資を行わずに細々と営業を続けながら頑張っているという雰囲気がある。なまじっか時代を追っかけ金をかけるよりもそのまま営業を継続する、後継者のいないせいもあろうが高齢者がそのまま頑張ってる雰囲気である。

村上のこの町並みには昔のままの営みが残る貴重で不思議なところがある。いわゆる観光地化した古い町並みとはひと味違う生活感を感じさせる。まばらではあるが観光客がカメラ片手に歩いて行くのとたびたび出くわす。

駅前に戻りタクシーに乗り瀬波温泉を目指す。運転手に「村上の町並みは非常にユニークで面白いものがあった」というと、彼は「村上が町並みに着目したのは、この辺りでは最後発なので先行例をよく学習した成果です、おかげで観光客も順調に増加している」という。

「瀬波温泉はどうですか」と尋ねると「あそこは寂れてしまいました、昔は温泉旅館が30軒以上あったが今は10軒に減っている」と答える。

私が「昔お世話になっていた旅館があり、夜になると芸者の三味線演奏での佐渡おけさが途切れることなく聞こえてきてよく飽きないものだと感心した」という話をすると、「今では芸者は50歳過ぎが4人いるだけで、コンパニオンに取って代わられている」という。

「旅館経営もたいへんで最新設備にしないと客は逃げ、最新設備にしても元が取れる程の回転があるか、金が続くかと苦悩している」という。

田中伸幸(因島田熊町)

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