「社会を明るくする運動」入選作文【6】花で広がる温かい心

尾道地区保護司会(小川曉徳会長)が行った第70回「社会を明るくする運動」作文・標語コンテストで表彰された作文を掲載する。

花で広がる温かい心(小学校の部 尾道市入選作品)

三幸小学校6年 三木基弘さん

今、世の中は、コロナウイルス感染症のために、いろいろな活動が制限され、ぼくの住んでいる地域も祭や行事が相次いで中止となり、みんなの楽しみにしていることが、うばわれて、笑顔や明るさが失われてきているような感じがします。これまで、当たり前にあったことが突然なくなり、ぼくは、この先どうなるのかとても不安です。

しかし、ただ不安がっているだけでは、解決はしないと思い、自分で何かできることはないかと考えてみました。

ぼくには、少し前までとても尊敬する大好きな祖父がいました。その祖父がしていたことをふと、思い出しました。それは、ぼくの通学路の途中にある花だんに祖父が、花を植えていたことです。ぼくは、いつもその花だんに咲いている花を見ては、一体だれが植えているのだろうと思っていました。

ある日のこと、そのことをぼくの祖母に話すと、祖母は、
「それは、おじいちゃんが、地域を明るくしたいという気持ちから始めたことだよ。」
と教えてくれました。その理由をたずねると、
「花を植えると、その花を見た人がきれいだと思い、気分が少しは明るくなるのではないか。すると、そんな気持ちになった人が、周りにいる人にやさしい気持ちで接するかも知れないとおじいさんは、考えたみたいだよ。」
と答えてくれました。ぼくは、祖母の話を聞きながら、花を植えることは、人の心にやさしさや温かさの種をまくことになるのではないかと考えました。

そこで、ぼくの祖父のように、花だんに花を植えてみたいと思います。季節に合わせた花や色のあざやかな花を植えてみたいと思います。

ぼくは、この考えを母に伝えると、母は、
「持続することが、花を育てるのに一番大切なことなんだよ。」
と言いました。それは、ぼくの苦手なことだなと思いました。

確かに、ぼくが一人でとなると、持続させる自信はありません。

しかし、協力してくれる人がいたら、不可能ではないように思います。花を育てるには、土作りや草取り、肥料を与えたりすることなど、世話がかなり必要です。それをまずは、ぼくの家族で協力して取り組んでいきながら、少しずつ仲間を増やしていきたいと思います。

もし、ぼくの作業をしている姿を見かける人がいたなら、あいさつを心がけ、何度か顔見知りになった段階で、協力を呼びかけたり、祖母にも協力してもらい、町内会の役員さんにも説明をしたりして、広めていきたいと思います。

花を植えることは、何気ないことかも知れませんが、祖父が考えたように、それを見る人の心を少しでも明るくし、温かい心を広げていける大きな可能性があり、また、それを守り、育てようとする人々が集まることで、笑顔いっぱいの社会になるのではないかと思います。

第70回「社会を明るくする運動」作文・標語コンテスト 小学生の部表彰者の皆さん

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