因南3小学校統合問題 田熊町住民説明会 62人活発な質疑応答

平成27年4月開校をめざす、因南3小学校統合の田熊町住民説明会が10月24日、芸予文化情報センターであり尾道市教育委員会と62人の住民が活発な質疑応答を行った。

半田光行尾道市教育長

市教委の変更計画は、来年3月までに地元協議を終了。平成27年3月までに全工事を完了させて同4月統合・開校というもの。

市教委はこの日、土生、三庄両町から同意を得られたとして、2回目の田熊町住民説明会に臨んだ。しかし、住民の意見は、統合に批判的な意見ばかりで、合意には至らなかった。

最後に半田光行教育長=写真中央=は「喜んで説明に伺います。PTA、住民交互に説明会を行います」と語った。

学校統合の質疑応答要旨 田熊町住民説明会(24日)

Aさん

  1. 以前に中学校仕様の建物を小学校に使うことはできないと言っていたのに、今度は旧土生中を小学校に転用するというのは判断基準がおかしいのではないか。
  2. 以前に要望したが、実際に登校時間に小学生を連れて、旧土生中まで歩いたのか。
  3. 公表された因南中アンケート調査結果について。
  4. 高校進学との関係について。

尾道市教育委員会(以下市教委)

  1. 3校がひとつになるうえで、教室数を確保できるところとして旧土生中を選んだ。
  2. 子どもを連れて歩いてはいない。
  3. 統合の結果いかんにかかわらず、学習規律や学力など指導していきたい。
  4. 早急にていねいに把握したい。

Bさん

  • 建て替えと改修の費用の違いはどうなのか

市教委

  • 改修費試算は9億5,000万円。新築は因南中を例にとれば、23億円でした。

Cさん

  • 10年や15年の間に田熊小の児童数がほとんど変わらない。多くの子どもが土生町に通学するのは危険を伴うと不安に思う。人数が少なくなってスクールバスで通えるようになってからでも統合はよいのではないか。

市教委

  • 今の状態では複数学級ができない。安全確保については同じ思いである。

Dさん

  1. コミュニケーション力向上より子どもの安全を重視すべき。
  2. 因南中アンケートのなかで、現状を憂える保護者の意見を見て驚いた。
  3. PTAと十分話し合ったという報告だが、納得できない。
  4. 因南地区全体のバランスを考えて、田熊地区に小学校を残すべきだ。

市教委

  1. 当然です。
  2. 課題の解決に努力して行く。
  3. 今後も話し合いをつづけ、理解を得たい。
  4. 田熊町には公民館と総合福祉保健施設を残すことにした。

Eさん

  • かつて各校の給食調理場の統合センター化に田熊と三庄は反対した。今度の統合案では単独調理場建設が言われている。地域の反対の声をもっと尊重してほしい。

市教委

  • 食育を進めていく観点から単独調理場ということになった。

Fさん

  • 因南中の1年から3年まで全員にアンケートをとってほしい。

市教委

  • 努力します。

Gさん

  • 見直し案では、来年3月で地元協議終了となっている。合意がなければ見切り発車になるのか。

市教委

  • あくまでもこれは案です。

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