ふるさとの史跡をたずねて【189】浅間神社(因島土生町天狗山)

浅間神社(因島土生町天狗山)

旧土生小学校の校歌は「朝夕映えて天狗の山も、絵にさえまさるほまれも高き瀬戸内海を見はるかし」と始まる。一方旧三庄小学校の校歌は「朝日夕日にうるわしく、えまいて高き浅間山も」と始まる。どちらも「ぎんぎんぎらぎら夕日が沈む」の福山市出身の童謡詩人葛原しげるさんの作詞で、同じ因島公園のある山のことである。葛原さんの作詞になる校歌は因島内の学校に他にもあるということはすでに何度も書いたので、そのことはこれ以上触れない。

山の名前は地域によって呼び方が異なるのは当然である。そもそも地域を隔てるものの一つであるから、色も形も異なり、それらに因む名前が異なるのは当然であろう。因島最高峰の奥山というのは、重井町に住む私には、奥の奥で見えないから、まさに奥山でぴったりだが、目の前に見える三庄町の子供に奥山と呼べと言っても呼ばないだろう。

ところで大浜町と重井町の境界をなす白滝山は両町で同じであるが、名前の由来になったと思っている滝がそれぞれ異なるのがおもしろい。以前にも書いたように「タキ」は崖を表し、それに滝の字を当てたにすぎない。そもそも雨の少ない因島で水の落ちる滝を探そうとするのが間違っている。

さて、天狗山(浅間山)に話をもどそう。「あさまやま」と呼ぶのなら立原道造さんの詩とからめて別のところで書けばよいので、ここで取り上げる必要はないのだが、「せんげんさん」と呼ぶのだそうであるから、前回の続きで是非書いておきたい。

せんげんさんのあるところには「せんげん神社」がある。浅間神社は、多少修験道とも関係あるし、また山の神、すなわち田の神さまと関係もあるのだが、やはり富士山信仰との関係が最も深いと思われる。

その浅間神社は、天狗山の一番高い場所にある駐車場からさらに歩いてテレビ塔と展望台があるところへ登る途中にある。写真の左は「石土蔵王大権現」と読める。これは石鎚山信仰であるから、山どうしで相性がよいとも言えるが、もともと八百万(やおよろず)の神と言うように多神教の日本人は、キリスト教などの一神教と異なり、何でも合祀が可能だからよいのであろう。

(写真・文 柏原林造)

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