75歳老人のフーテン 東北の旅【20】

9月9日(月)⑥石巻の寿司屋

主人の話は続く。

津波・地震によりこの付近も転業・廃業・移転を余儀なくされた人がたくさんいるとのことである。地震・津波に襲われた時は命からがら避難所に逃げ込んだ。当初復旧は必死になって頑張っても、ライフラインがすべて遮断されしまいまったく目途が立たなかった。子供を親戚の家に避難させた。商売ができるようになったのは1年余が経過してからだという。

女川(おながわ)に行くのだというと、女川が羨ましいと言う。何故かと尋ねると、女川は市街地がきれいに津波に破壊されて町を理想的に一から作り直した。石巻はなまじ中途半端に町が残ったため、立場によりいろいろな意見・要望が出て徹底したことが出来なかったと言う。雄勝町にも行きたいのだと言うと雄勝はこの近辺で一番見事に町がなくなった場所だと言う。

北上川の堤は最初無粋なセメントで造ろうとするので、私達が反対して現在の形になったと言う。また石巻は地震で1メートル近く地盤沈下が起き、このあたりの排水は現在ポンプで行われている。しかし余震があるたびに地面が逆に隆起し新設の防波堤に段差が生じたところがあるという。

寿司屋の主人は無愛想だが打ち解けると無表情で淡々と次から次へと話し、話し好きであった。そのためいささか飲みすぎ帰りは道に迷いながらホテルにたどり着いた。

フロントのホテルマンがあの寿司屋の主人は根っからの職人気質で無愛想で有名な人なのだと笑いながら教えてくれた。

田中伸幸(因島田熊町)

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