75歳老人のフーテン 東北の旅【13】

9月8日(日)⑧

第一原発の進入路の次の脇道に入ってもらうが原発側の道はすべて閉鎖されている。しかも丘や樹木により第一原発への眺望の可能性は全くない。

しかたなく海まで出るが大きな防潮堤にでくわす。福島県では海岸線は全てこのかたちの防波堤を造ることが決定していると運転手は話してくれた。

さっきから頻繁に見られる黒い大きな土嚢袋がたくさん集められた状態で、土木工事現場の近くに放置してある。なかにはブルーシートでそのまま土に覆いをしているものもある。あれは汚染土ではないかと尋ねると、今は検査が厳しいのでそれはないと思いますと頭をひねりながら運転手は答えた。しかし後で他の人に聞くと汚染土です。最終処分場がいっぱいで仮置きしているのだと説明を受けた。さすがに幹線道路沿いにはないが、脇道に入ると至る所で出くわした。とりわけ土木工事の現場近くには目立って多いい。これからどう処理されていくのか思いやられる。

国道に出て第2原発に行くが、ここもガードが固く接近することも眺めることもできない。しかたなくまた海辺に出て原発を遠望し国道に戻り、富岡駅に帰ることにする。帰路運転手が原発を見たいのなら、前もって見学申請をして許可証が下りて初めて可能なのだと教えてくれた。準備不足を痛感したが、無位無官興味本位の私には許可証が下りるはずはなかろうと納得することにした。

田中伸幸(因島田熊町)

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