【卒業論文】ミュージシャンと故郷の繋がり「ポルノグラフィティと因島」(4)

第二節 因島のミュージシャン・ポルノグラフィティ

第一節では、因島という土地について述べた。次に、その因島で生まれ育ったミュージシャン・ポルノグラフィティがどのようなグループであるか、説明する。

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故郷因島市民会館のライブの後記者会見をする岡野昭仁さん左と新藤晴一さん


ポルノグラフィティは、1999年9月にメジャーデビューした、芸能事務所・アミューズ所属のロックバンドである。当時多くの人が驚いたそのバンド名は、インパクトを与える事を狙いとして付けられた。現在メンバーは2人だが、デビュー当初は3人で活動しており、全員が1974年生まれ、因島出身である。

ヴォーカルは、中庄出身の岡野昭仁さんである。ポルノグラフィティの魅力の1つ、印象的な歌声の持ち主である。特徴的で飽きの来ない声で、激しい歌からバラードまでを歌い分ける幅広い表現力を持っている。また、ライブなどでは観客を引き込むパフォーマンスやトークを繰り広げる。その才能が認められ、ニッポン放送のラジオ番組・オールナイトニッポンでパーソナリティを務めた事もある。

ギター担当は、土生町出身の新藤晴一さんである。新藤さんが作詞した歌詞がきっかけで、ポルノグラフィティの楽曲を好きになったファンは数多くいるだろう。子供の頃から熱心な読書家で、小説を執筆した事もある。その事が関係してか、人と違った観点からもの事を見、文学的且つユニークな表現で歌詞を書く事を得意とする。ときには皮肉を含んでどこか攻撃的な詞もあり、それを通して送られたメッセージを探す事ができる点が彼の詞の魅力である。

現在は脱退しているが、以前ベースを担当していた3人目のメンバーは、Tamaこと白玉雅己さんである。インディーズ時代からポルノグラフィティの多くの楽曲を作曲し、それらはファンの間で根強い人気を誇っている。2004年にリリースされたベストアルバムを最後の作品とし、ポルノグラフィティを脱退した。現在はポルノグラフィティと同じ事務所に所属し、ソロ活動を続けている。

名古屋市立大学人文社会学部国際文化学科 長神有紗(阪井ゼミ卒論文集より)

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