「社会を明るくする運動」入選作文【2】地域のためにできること
尾道地区保護司会(小川曉徳会長)が行った第69回「社会を明るくする運動」作文・標語コンテストで表彰された作文を掲載する。
地域のためにできること(小学校の部 尾道市教育委員会賞)
長江小学校4年 山本もかさん
「今日も暑いね。」
「天ま町まで歩いて帰るの。大変だね。ゆっくり休みながら帰るんだよ。」
いつもの帰り道。
いつも、商店がいの方々があたたかい声をかけてくださる。
四年間ずっと見守ってくださっている商店がいの方々は、家族のようだ。
ある日、習い事の帰り道、いつも声をかけてくださるお茶屋のおじさんが、みぞをのぞいているすがたを見た。
「何をされているのですか。」
と声をかけると、
「そうじをしているんだよ。」
と教えてくださった。
わたしも、みぞの中をのぞくと、くもの巣だらけのみぞの中には、おかしのふくろやつまようじ、ガムの食べかすなどのごみでいっぱいだった。
わたしは、初めて商店がいにこんなにもたくさんのごみが落ちていることに気付いた。そして、商店がいの方々がまちをきれいにするために、そうじをしてくださっていることにも初めて気付いた。
一人でそうじをするのは、とても大へんそうだ。
「わたしも、いっしょにやってもいいですか。」
と声をかけて、そうじを始めた。
あまりにもごみだらけのみぞに、手を入れるのは、ていこうがあったけれど、みぞがきれいになっていくに連れてどんどん楽しくなってきた。
そうじがおわると、
「よくがんばったね。お茶でものんでいき。」
と、お茶屋のおじさんが、お茶をわたしてくださった。
「どうして、そうじをしているのですか。」
とたずねると、
「だれかが、つまずいてけがをせんように、毎週やっているんだよ。」
と教えてくださった。
お茶屋のおじさんは、お客さんのために行動されていることが分かった。
まわりを見ると、他にもそうじをしてくださっている方がいる。
「手伝いましょうか。」
と次に薬屋さんのおばあさんに声をかけると
「手伝ってくれて、ありがとう。」
とのどあめをくださった。
商店がいの方々は、商店がいにやってくる人のために、尾道をきれいにしてくださっている。わたしが、地域のためにできることはなんだろう。
それから、数日後、学校からの帰り道、バス停の待合所に、たくさんのごみがすてられているのを見付けた。わたしは、急いで家に帰って、ごみぶくろを持って、もう一度バス停に行った。
あの商店がいの方々と同じように、今度は自分からゴミをひろった。
これからも、商店がいの方々のように地いきを大切にしたい。
そして、わたしの大すきな地いきのためにわたしができることを少しずつ見付けていきたい。
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