因島で見た野鳥【71】ヒレンジャク

スズメ目レンジャク科に属し、全長17.5cm、スズメより明らかに大きく、丸みがある。中国大陸北東部で繁殖し、冬鳥として日本渡来するが、全く来ない時もあり、大きな群れで移動する。長い冠羽があり、体は淡い褐色で額や顔に赤みがあり、黒くて太い過眼線がある。脇に赤色の模様が見え、尾の先端と下尾筒が赤色。ヤツデやヤドリギの実を好み、筆者が見たのは、因島中庄町のモチノキの赤い実に群れで集まり、食べ尽くして、飛び去った。翌日、因島田熊町でもモチノキに集まるヒレンジャクの群れを見た。確証はないが、多分、同じ群れであろう。少し大型で尾の先端が黄色いキレンジャクとの群れで移動することも多い。連なって止まっていることが多いので、連雀と呼ばれ、尾が赤い鳥を緋連雀(ひれんじゃく)、黄色の鳥を黄連雀(きれんじゃく)と呼んだようである。

本連載(70)で、鳥は高効率のエネルギー消費で長距離を飛翔できることを述べた。ここでは、何故飛べるのかを簡単に述べる。

鳥は後肢の2足歩行で、前肢に翼(風切羽)をつけ、竜骨突起という大きな胸骨と大きな胸筋などで羽ばたいて飛べる。骨は中空で軽量化され、いくつかの骨は癒合して本数を減らし、強度を保ちながら軽量化している。重い顎と歯は無く、重い膀胱もない。軽い嘴で、餌を採餌・丸呑みし、巣作りなどの精緻な作業もできる。

代謝の老廃物として、二酸化炭素と少量の窒素などの他に、脂肪1グラムで約1グラムの水が生じる。

哺乳類の肺は袋状で、新鮮な空気と古い空気が肺で混ざる。鳥には、肺の前後にいくつかの気嚢(きのう)があり、吸い込まれた空気は後方の気嚢から肺に送られ、肺で酸素と二酸化炭素を交換し、前方の気嚢を経て排出される。肺には、常に新鮮な空気が一方通行で流れ、哺乳類に比べ高効率で酸素を摂取できる。

哺乳類では、窒素は水に溶けた尿素として膀胱に貯め、大量の水と共に排泄する。鳥は、水に溶けない白色の尿酸として、ほとんど水を使わずに窒素を排泄し、代謝で生じた水を有効に利用する。

鳥には汗腺はないが、肺で熱交換し嘴から呼気で放熱し、皮膚に水を滲み出しても放熱する。

鳥は、このような生体構造・生理機構を備え、空気が希薄なヒマラヤ山頂でも酸欠にならず、極寒地でも羽毛で体温を維持し、脱水にもなりにくく、灼熱の砂漠でも生息できる。

(写真・文 松浦興一)

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