尾道市予算案2.4%増 因島フラワーセンター無料化

尾道市は21日、12年度当初予算案を発表し、22日から開会した市議会に提案する。一般会計で前年度比2.4%増の559億円。

基本的な考えとして、「『風格』のあるまちづくりを目指して、誠実・着実・堅実に『持続可能な行財政運営』を推進する」ことをうたっている。

今後の成り行きが注目されていた、民間企業の管理運営が3月で終了する因島フラワーセンターについて尾道市は、市直営・無料化の方針を固めた。市は予算案のなかで同センターの維持管理費を前年度の半分以下の1178万とした。

現場責任者として嘱託職員を一人。大温室を加温廃止にし、約6割の植物に整理する。花の植え替えは回数を減らし、宿根草や多年草を中心とする。

売店は閉鎖。草とり、散水、トイレ清掃を社会福祉法人に業務委託する。

入場料を無料にする。芝生広場を利用する場合は、因島総合支所しまおこし課に申し込む。同課は、「憩いの公園として地元の人たちに大いに利用してほしい」と期待している。

 

傍目八目

尾道市は新年度当初予算案編成に当たり「風格」のあるまちづくりを掲げたという。都市を特徴づけ、独特の味わいを醸し出そうというわけ。

戦後大きく変化したのは平成の大合併でそれぞれの市町村が築いてきた歴史文化をどういう形で融合継承するか、という問題や福祉教育など税金の配分には頭が痛い。1市3町が尾道市を核として2カ年に渡って吸収合併したわけだが、それぞれ住民はプライドを胸に秘めての合併だった。

福祉医療で西日本のトップ水準にあった御調町。尾道の衛星都市として発展著しい向島町。レモンと観光の島瀬戸田町。造船とオレンジの因島。かつては広島県が園芸ベルト構想を打ち上げ向島洋ランセンター・因島フラワーセンター・世界の柑橘を集めた瀬戸田町のシトラスパークを結ぶプロジェクトで「海島博東部イベント会場」としてデビューしたがいずれも一過性に終った。

こうした綻びを紡ぎながら風格をとり戻すことに県と協議しながら対応するというが、地元の声も必要だ。

(村上幹郎)

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