平成の安穏祈る老若男女 鯖大師境内で寒修行

因島土生町いんのしま公園内にある鯖(さば)大師堂境内で8日夜、信者さんや地域住民らが寒修行。平成の安穏を祈り般若心経をとなえる読経が寒空にこだました。

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因島と弘法大師とのご縁は深く、明治時代に四国八十八か所霊場のミニチュア版として当時、御調郡下だった因島七か村が協力して「因島八十八霊場札所」を建設。各村にお遍路宿を指定、二泊三日の順路が整備され今もその名残りが残っている。

鯖大師は番外で、かつては因島総合病院前の土生町長下区にあったものをいんのしまロッジ前に移転した。

空を見上げる大きな青銅の弘法大師。その化身とされる鯖大師は小さな石造でお堂内に祀られている。

その昔、旅の僧が魚売りの青年に魚を求めた。青年は「乞食坊主にほどこす魚はない」と断った。そして隣村に行商。魚桶の蓋をあけたところ鯖が全部腐っていてびっくり。弘法大師が旅の僧に化身して青年を戒(いまし)めたという話が伝えられている。

その一方で親孝行な青年が病気で寝ている母のために一尾だけ残していた鯖を旅のお坊さんに差しあげたところ翌日から大漁が続いたという古老の言い伝えもあり、因島の大師信仰は老若男女の厚い層で支持されている。

しかし、鯖大師を管理する信仰者の高齢化で亡くなる人が増え、いつまで協力できるか心もとない―と、寒空の下で八十八霊場玉垣に手を合わせる老女を照らすローソクの灯に願いを託していた。

因島市議7期連続28年。この間市会議長1期。勳四等瑞宝章叙勲の村上安弘さんが6日深夜亡くなった。享年87歳。

いつもニコニコで物知り博士として尊敬されていた。もっとも若いころ、東京政治大学校終了後渡米、米国ユニオン大学院でケインズの論文で経済学博士号を取得。島内の珍しい博士先生として親しまれた。

その先生がゆずらなかったのが六十二代エンペラー末裔論。安弘さんは村上天皇の末裔で十二代目に当たると善興寺の過去帳と因島市史の村上源氏の系図、さらには精細に文献調査した故中島忠由先生の系譜記録を持ち出して立証する。

それに対し豊臣秀吉の海賊禁止令、さらには関ヶ原の戦いで西軍が破れ村上水軍が因島から追われ周防(山口)へ逃れたはずである。しかし村上姓を捨て因島で刀を鍬にかえたのは江戸時代になってからだと反論。本紙連載の「北米の紙幣になった日本女性」にまつわる村上天皇末裔論はタナ上げになったまま。あの世で再び論じ合うことになりそうだ。合掌。

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