住民運動に火がつくと消し止めようがない

住民運動に火がつくと消し止めようがない。先祖代々、受け継がれてきた習慣、文化の変化に対応する住民の心理は複雑なものである。行財政改革を旗印に合併特例法にすがった平成の大合併。旧因島市も行政主導型で尾道市へ駆け込み合併。住民感情は環境の変化に不満と不安の声がうっ積している。

こんなとき、尾道市教育委員会は児童生徒の減少対策を踏まえ因島南部市街地3町の小、中学と幼稚園を統合して旧因島高校土生校舎跡地に幼小中(12年間)一貫教育を実施する「因南学園=仮称」を創設する方針を昨年5月に決めた。

小学校がなくなれば、集落の過疎・少子化が加速する。これでいいのだろうかと考える暇もないうちに市教委はPTA役員、地域振興委員、区長会長らを対象に意見交換。それらをふまえ因南学園実施設計予算が昨年12月市会で決まった。

29日には基本設計ができたので説明会をするという。これに”待った”をかけようという住民運動に市教委はどう対処するのだろうか。

(村上幹郎)

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